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Spring Favorite of 417 by EDIFICE 「417 by EDIFICE」が贈る春の大本命。

2014.05.19

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マリンにミリタリー、ワーク、そしてスポーツ。今のメンズファッションに欠かせないキーワードを取り入れながらも、あくまでもトラディショナルに、フレンチなテイストも加味したスタイルを提案している〈417 by EDIFICE〉。立ち上げから4年目を迎え、着実にファンを増やし続けている同ブランドの魅力とは。注目の最新コレクションからスタイリング指南、気になるトピックスなど、様々な角度から紐解いていきます。

Photo_Satomi Yamauchi
Edit_Yuji Nakata

マーク・マクナイリー × 417 by EDIFICE
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フレンチトラッドなスタイルを提案する〈417 by EDIFICE〉、一方で近年のアメトラムーブメントの旗手として知られるデザイナー、マーク・マクナイリー。相反する両者がまさかのタッグを結成。フランスとアメリカ、異なる国と文化がトラッドというキーワードで融合するとどうなるのか。このスペシャルコレクションの全貌を、マーク・マクナイリー本人に話を伺った。。
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ーまずはマークのデザイナーとしての経歴から教えてください。
「これまであらゆるプロジェクトに携わってきました。シューズメーカーの〈ウォークオーバー〉やアイビースタイルの代名詞である〈J.プレス〉、アメリカ製のスーツファクトリー〈サウスウィック〉など、さまざまなブランドでデザイナーとして経験を積んできました。今では僕自身の名前を掲げたシグネチャーコレクションを中心に、ファレル・ウィリアムスが手掛けている〈ビリオネア・ボーイズ・クラブ〉のラグジュアリーラインのデザインも担当しています」
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ー〈417 by EDIFICE〉とのコラボレーションのテーマを教えてください。
「1960年代のアメリカで流行したスケートボードの通称である"サイド ウォーク サーフィン"という言葉をテーマに設けました。今ではスケートボードのクラシックな呼び方として親しまれているこの言葉には、当時のサーフムーブメントやスケートボードカルチャーを彷彿させながらも、僕たちの共通項であるトラディショナルな雰囲気もある。実際に今回のコレクションでは、そういったテイストを随所に鏤めています」
「シャツにパンツ、カットソーにスウェットといったラインナップに加え、〈Wooden Toy〉に協力を仰ぎ、スケートボードも制作しています。全部で15型という決して大きなコレクションではありませんが、僕と〈417 by EDIFICE〉双方の特性が凝縮された世界観に仕上げらていると思います」
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ースケートボードのみならず、サッカーボールまで展開されています。スポーツへの具体的なアプローチの意図を教えてください。
「サッカーの祭典が控えていますからね。そういった世界的なムーブメントを、ファッションを通して表現するのはデザイナーとして当然のことです。スケートボードに関しては、先ほどお話ししたテーマをより直接的に表現するためですね。僕自身、スケートボードの反逆児的文化がすごく好きですし」
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ーさまざまなプロジェクトを手がけるあなたにとって、デザインにおける自分らしさについて、どのように考えているのでしょうか。
「僕は常に過去をリスペクトし、現在にハマるモノを創り出すようにしています。温故知新の考えを念頭に置きながら、あらゆるテイスト、ジャンルを混ぜ合わせていく。ストリートカルチャーにアイビーテイスト、さらには音楽的要素であったり。そういった異なるモノをバランス良く組み合わせるのが、自分らしさなのかなと思っています」
ーでは、あなたがデザインをするとき、いつもどんなモノからインスピレーションを受けているのですか。
「どんなものというよりも、日常のすべてにヒントがあると考えています。人との出会いから生まれることもあれば、特殊な環境からアイディアが出てくることもあるし、日常のちょっとした疑問がファッションで解決することだってある。常にアンテナを張っていることで、日常のすべてを物作りに活かすことができるんです」
ーということは常に仕事のことを考えているんですね。息抜きはされないんですか?
「音楽を聴いているときはとてもリラックスしていますよ。そのときの気分に合わせて選曲して、音楽に身を委ねる。といいながら、気付けば結局仕事に没頭しているんですが(笑)。ただ、音楽は仕事の次に好きなこと。もし生まれ変われるなら、ファッションデザイナーではなく音楽のディレクターになりたいですね」
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ー拠点にしているニューヨークの居心地はいかがですか?
「最高ですね。僕自身はどんな都市よりも、ニューヨークを愛しています。あらゆるカルチャーの中心ですし、多種多様な情報が舞い込んできます。さまざまな文化をミックスさせる僕のようなデザイナーにとって、この場所はとても仕事がしやすいし、過ごしやすいんです」
ーちなみに東京はいかがですか?
「買い物は楽しいし、食事も美味しいし、おもてなしも素晴らしい。ただ、あまりにもできすぎていて、僕には浮世離れしているように感じてしまうんです。訪れるには良いけれど、住むにはニューヨークがいいですね。物作りをするには、未完成の環境が望ましい、その方がたくさんのアイディアが浮かびますから。ハングリー精神旺盛なニューヨークという土地こそ、今の僕にとってベストな場所なんです」
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ー東京のファッションについてはどんな印象をお持ちですか?
「あくまで私の主観ですが、とてもファッションコンシャスな印象が強い一方で、派手すぎる印象も受けます。ファッションに対する想いや理想に対する情熱は強いものの、ときに空回りしているようなイメージ。だからこそ、今回のコラボレーションではファッションコンシャスな方々を満足させつつ、自然と街に溶け込むようなコレクションに仕上げています」
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ー最後に、今回のコレクションをどういった人に着てもらいたいと考えていますか?
「そういうことを限定するつもりはありません。ただ、全力でファッションを楽しんでほしいだけです。ポジティブな気持ちがあるなら、〈マーク・マクナイリー〉×〈417 by EDIFICE〉のコレクションがフィットするでしょう。是非、店頭で手に取ってみてください」
マーク・マクナイリーのリコメンドアイテム。
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417 by EDIFICE 渋谷
東京都渋谷区神南1-15-5 神南プラザビル1F
03-5456-6971
four-one-seven.jp

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