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スタイリスト、プレス、ショップオーナーが語る 三者三様の"アメカジ"考察。

2011.11.04

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セレクトショップでスマートなアメカジを提案するワケ。
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平沼久幸
BAYCREW`S PRESS
渋谷区渋谷生まれ渋谷勤務。ジャーナル スタンダード、ジャーナル スタンダード ファニチャーでの販売スタッフを経て、プレス業務へ。現在はベイクルーズのプレスを務める。
www.houyhnhnm.jp/shopbrand_blog/

青木華絵
BAYCREW'S PRESS 2000年入社。IENAのショップスタッフ、プレスを経て 現在ベイクルーズのプレスに。プレスチームのオフィシャルブログがスタート。
pressblog.baycrews.co.jp/

デイリーウェアの真髄なんですよ、アメカジって。

―"アメカジ"というと男性的な意味合いが強いとは思うのですが、ベイクルーズで働くお二人にとなると話が変わってくると思うんです。まずは各々のアメカジに目覚めたキッカケを教えてください。

平沼:極自然に求めてきたものが、メイド・イン・USAであったり、アメリカの歴史あるブランドだったんですよね。学生の頃に古着屋に通い詰めて、ブランドの知名度とプライスのバランスを見ながら、買い物をするじゃないですか。そうなると必然的にアメリカのブランドを手に取ることが多くなるんですよ。

―確かにコストパフォーマンスに優れたアイテムが多いのも、アメリカのブランドの特徴と言えますからね。ちなみに女性視点ではどうでしょう。

青木:私の場合は一般的な女性とは視点が違うというか、昔からメンズの洋服を見るのが好きだったんですよね。だから、男性がそういった物に憧れを持つことに理解してしまうというか、共感できるんですよ。実際に私自身も、スタイルのアクセントにアメリカ製のスニーカーを合わせてみたりしていますし。

―女性としてはかなりマニアックな好みと言えそうですね(笑)。とはいえ実際にジャーナル スタンダードでは、スマートな"アメカジ"を提案し続けてきましたし、女性にも浸透してきたように感じます。

青木:そう言っていただけると、ありがたいですね。

平沼:なかでもジャーナル スタンダード レリュームというカテゴリーでは、そういったテイストを強く打ち出しているんですよね。90年代にアメカジに魅了された世代が、年齢も重ね、環境も変わってもファッションにこだわりを持っている方々が楽しめるような。

―僕はまさにそれです(笑)。ただ、嫁の顔が怖くて、買い物をすることに躊躇してしまう......。

平沼:そういった方々のためにリーズナブルで質の高いオリジナルもあるので、安心してください(笑)。とはいえ、メインとなるのは本物志向のアメリカンブランドになりますが。

―そうやって日々、アメリカのブランドに触れていると、アメカジに目覚めた当初とは違う感覚も芽生えてくると思うのですが。

平沼:より奥深い魅力に惹かれるようになっていきますね。アメリカの歴史のあるブランドって、どこも会社としての規模も大きいじゃないですか。そういったブランドの名前の由来や柄の意味、細かな仕様の理由、さらには価格設定まで、知れば知るほど面白いんですよね。身近だからこそ、学べることがたくさんある。

実際に女性からの支持も高くなってきています。
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(左)〈オルタナティブ〉のスウェットパーカ(¥8,295)。着心地の良さには定評がある。(右)〈ハウス・オブ・ハーロー 1960〉のシューズ(¥34,650)。程良くモダンなデザイン。

青木:先ほど「浸透してきている」という話もありましたけど、まさにそうなんですよね。歴史云々を気にする女性は少ないとは思いますが、アメカジというカテゴリーに対して壁が低くなってきている。今では「アメカジ=男性」では無いのかもしれませんね。実際、〈オルタナティブ(ALTERNATIVE)〉は女性からの支持も高いですし、私も愛用しています。

―今、具体的なブランド名が挙がったので伺いますが、今回着ている〈ファイブブラザー〉や〈アマナ(AMANA)〉の印象を教えてください。

平沼:ファイブブラザー〉に関しては、昔から愛用しているブランドですね。ご覧の風合いに、モダンなシルエット。アメリカのシャツの草分け的存在ですよね。〈アマナ〉は店頭で販売スタッフとして働いていた頃に出会ったのが最初ですね。調べてみたら宗教的な背景があるみたいで。そういったことをファッションとして現代的なライフスタイルに合わせて提案するのは、ただのベーシックな商品を売るのとは重みが違うというか。

青木:オルタナティブ〉は本当にたくさん持っていますね。薄い番手のカットソーであればインナーとしても使えますし。本当に愛着のあるブランドの1つです。

平沼:デイリーウェアの真髄ですよね。着心地も良いし、格好も良いし、価格もお手頃。

青木:ハウス・オブ・ハーロー 1960(House of Harlow 1960)〉も気になるブランドの1つですね。ニコール・リッチーのディレクションセンスが素晴らしい。インディアンの紋様を取り入れていたり、アメリカの文化にフォーカスしながらモダンに仕上げられている。普通に毎シーズン手を出してしまっていますからね(笑)

―なんだかどんどん出てきちゃいますね(笑)。それだけ魅力のあるブランドが数多くあるんですね。それでは最後に"アメカジ"の魅力を一言で言うと?

平沼:一言では説明しきれないですよ(笑)。ただ、アメリカのブランドって、デイリーに着られるのに、格好付けることもできる、そこが魅力なんじゃないですかね。

青木:同感です。良い意味で大陸的な部分もあるんですけど、純粋に格好良い。是非、その魅力をジャーナル スタンダード レリュームで体感してほしいですね。

スマートでも気負いがない。好印象なアメカジスタイル。
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(左)AMANA WOOLEN MILLS ブランケット ¥15,540、ジャーナル スタンダード レリューム ニット ¥12,600、ボーダーTシャツ¥4,410、パンツ ¥6,930(右)ALTERNATIVE エコフリース・ジップパーカ ¥8,295、FIVE BROTHER ネルシャツ¥9,345、ジャーナル スタンダード レリューム ¥8,295(ジャーナル スタンダード レリューム 表参道店 03-6438-0401)

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(左)ブランケットを羽織るように合わせた青木さん。後ろから見るとご覧の感じ。
(右)スウェットを羽織ったラフなスタイル。すぐにでも実践したいスタイリングです。

(左)
「〈アマナ〉のブランケットって、いろんな使い方ができるんですよ。今回のように羽織ってみたり、スカートのように巻いてみたり。柄が特徴的なので、他のアイテムはシンプルに。いや、逆に柄を合わせるのも面白いかもしれないですね。コーディネイトの幅が広がるアイテムなので、1つ持っておくととても便利ですよ」

(右)
「〈ファイブブラザー〉のシャツに〈オルタナティブ〉のパーカを羽織って。本当に普段の格好ですね。アイテムの風合いや綺麗なシルエットを際立たせるために、無駄に着飾るのではなく、サラッと合わせるのがお勧めです。ボトムスも奇をてらわず、今日履いているようなプレーンなデニムであったり、タフなチノとかも相性が良いと思います」

オルタナティブ
www.alternativeapparel.jp

ハウス・オブ・ハーロー 1960
www.topwin.co.jp/brands/hoh.html

ファイブブラザー
www.topwin.co.jp/brands/fivebrother.html

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