What's PHANTOM? PHANTOMの魅力を探る座談会。
2013.07.25
-今季のコンセプトが"フラモ"という、フラワーとカモフラージュを掛け合わせたテキスタイルなのですが、今回並べているショーツの中にも"フラモ"があしらわれたアイテムが多いですね。
荒木: 今回、展示会(2月頃)で見たとき、すごい派手でなかなかハードルが高いなって思っていたんですけど、今の季節になってあらためて見ると、全然問題ないなっていう。
柿本: そうですね、トップスがシンプルな分、ショーツが派手でもすんなりハマるっていうか。
原田: あと、以前はボードショーツを1枚しか持ってないっていう時代もあったと思うんですけど、今はみんな3,4枚持っていて、それを穿き分けるというか、街でも穿けるみたいな感じになってますよね。
名村: たしかに幅広くなった感じがしますよね。
柿本: デザイン的に見ても、これまでカモフラ柄のボードショーツってあんまりなかったですよね。ハイビスカスとかは昔からありましたけど、カモフラ柄は今まさに街ウケしそうなデザインな気がします。
名村: フラワー柄とカモフラージュ柄のミックスっていうのは面白いですよね。
-今年のトレンドにも通じる部分があると。デザイン性に加えて機能性もあって、ボードショーツとしては申し分ないと。
名村: そうですね。ボードショーツを作っているブランドって他にもありますけど、ここまで伸縮性のあるものってない気がします。
荒木: なおかつ薄くて強度もあるしね。その全体のバランス感は〈ハーレー〉が一番優れていると思いますよ。
名村: あと海外に行くと〈ハーレー〉のボードショーツの着用率が半端じゃなく高いですね。
原田: たしかにそうですよね。それこそロブ・マチャドが穿いているイメージは浸透していると思いますし。ロングやショートに関係なく、穿いている人は多いですよね。
荒木: 機能面でいうと、紐もアップデートされている気がするんですが......。
-そうなんです、等間隔で紐にシリコンを埋め込んでいて、激しい動きの中でも解けないように工夫しています。
柿本: そういう細かいディテールって、実際サーフィンしているからこそ分かる部分でもありますよね。
-サーフシーンにおいてはかなり使い勝手がいいということですね。では、街で穿くとしたら、みなさんどう合わせますか?
柿本: 派手なものの方が合わせやすそうですよね、落ち着いた色だとスポーツっぽさが出てしまうというか。
荒木: そうですね。派手なショーツに、無地のTシャツやシャツとか、シンプルなトップスを合わせるのが気分ですね。
原田: あとは日本人の体型も関係しますよね。そういう意味で見ると、短めの丈のショーツなんかはフィットしそうですよね。
名村: それはそうかも。長いショーツは外人が穿いてるとカッコいいですけど、日本人だとちょっと野暮ったく見えるというか。