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ライフスタイルを豊かにする、巷で話題の「多肉植物」ってナニ?

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2014.02.28 17:50

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最近のファッションは夜の服から昼の服へと移行しています。"モード&ラグジュアリー"ではなく"リラックス&カジュアル"、プロダクト自体に温度を感じるようなコンフォタブルな服が増えています。これにはちゃんと裏付けがあると思うのです。先日紹介したサードウェーブ(浅煎りコーヒー)の記事然り、これまでは"夜=お酒"が主流だったのに対し、ここ数年は何かと"昼=コーヒー"が話題に。さらに言えば、服のお店とコーヒースタンドが一緒になったライフスタイルショップが続々とオープン。まさにこの裏付けを体現していると言えます。


今回は、この裏付けをさらに確かなものにするべく、サードウェーブの台頭と同じくして老若男女から注目を集めている「多肉植物」にフォーカス。一見グロテスクにも見える多肉植物がこんなにも愛されているのには、何かしら理由があるはず。というわけで、多肉植物を使った空間プロデュースに定評のあるUI PRODUCTの石田さんに、その魅力や楽しみ方について訊いてきました。


ーー単刀直入に訊きます、多肉植物って何ですか?


「多肉植物は、乾燥した環境に適応する為に葉・茎・根などの内部に水分を貯蔵する植物の総称です。見た目が丸みを帯びたフォルムのものが多いですね。実は多肉植物のブームは今に始まったわけではなく、過去にサボテンブームというものが何回かあったんですよ。でもサボテンはきちんとした設備が無いと上手く育たないとか、温度と湿度をしっかりかけないと良い物が作れないとか、色んな理由が重なって、そこまで大きな広がりはなかったかもしれません。ちなみにサボテンはあまりにも種類が多いので、多肉植物とは分けて呼ばれることが多いです」


ーーなるほど。多肉植物がここまで注目を集める理由は何なんでしょうか?


「多肉植物の魅力は何と言っても造形的な美しさです。あとボディからは想像できないほど綺麗な花が咲くというのも面白い。水をあまりやらなくていいので、長期間旅行に行っても気にならないのも嬉しいですね。ただ、多肉植物は世界中の色んな地域に自生していて、それこそ海岸のような低地から3000m級の山まで、様々な環境で生きています。それを一つの場所(日本)で栽培するというのは、厳密に言えばそんなに簡単とは言えないかもしれないですね。その種類の生息エリアや性質を覚えて育てるのが正しいというか。まぁ"水をやらなくても枯れにくい"という事は言えるので、他の植物に比べて扱いは断然ラクだと思います」


ーーそれは嬉しいですね。あとはちょっと値段が高いイメージが......


「そんなことないですよ。もちろん高いものもありますが、サイズの大小で値段が決まるわけではなくて、それこそ100年以上生き続けたサボテンも2万円程度で買えたり。日本でいう盆栽とはちょっと価値観が違うかもしれないですね。でも盆栽と同じでパッと見ただけでは分からない歴史があるところにカッコ良さを感じるんですよね(笑)。傷があったり変わった伸び方をしていたり、人間の表情とよく似ていて個性豊かなんですよね。一般的に美しいとされるものも良いですが、ちょっと癖のある方が愛らしく思えてくるんです。そう思いませんか?」


ーー人それぞれだとは思いますが、育てていくうちに可愛く思えてくるかもしれないですね。ちなみに最初に買うならどんなタイプがいいですか?


「最近は特に小型のモノが人気あります。観葉植物に比べて多肉植物には小型の種類が豊富で、より都市生活にマッチするんだと思います。ここ数年、色んなショップで多肉植物の取り扱いが増えていますが、これからもっと人気が出てくる気がします。植物のある生活って楽しいですよ、空気をハッピーに変えてくれますから」


過去に観葉植物は育てたことがありましたが、半年ももたずに枯らしてしまい断念。多肉植物こそ新たなグリーンライフにうってつけだと気付かされました。どれを買うかはさておき、夏場に虫がたかることもないそうなので、ちょっと大きな種類をドーンとリビングに置いてみようかなと思索中です。みなさんも是非お試しを。というわけで、やっぱり多肉植物は流行ってました。


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Text_Jun Nakada


石田さんの多肉植物はコチラから。
UI PRODUCT
www.uiproduct.com


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