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23 Things of BURTON SNOWBOARDS. バートンを知るための23のキーワード。 vol.22

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マーク・マクモリス

相澤 - マークはカナダ出身なんですよね?

マーク・マクモリス(以下マーク) - そうだよ、サスカチュワン州というカナダの真ん中にある小さな街で、とにかく寒いところ。でも雪山が近くにあるわけではなくて、一番近いところでも車で45分かかる標高290フィートの小さなゲレンデだったね。家族がそこへ連れていってくれて、スノーボードを習ったんだ。

相澤 - 今はどこに住んでいるんですか?

マーク - 今はカリフォルニアなんだ。いつも世界中の雪山を飛び回っているから、住居を構えるのは何か違うことができる土地がよかった。だからうちに帰ればサーフィンとかスケートボードをやって、スノーボードのことは全く考えなくてもいいんだ。

相澤 - オリンピックでのマークの活躍を見ましたが、素晴らしい滑りでしたね。

マーク - ありがとう。自分の滑りを言葉で表現するのは難しいけど、僕のスタイルはアグレッシブでプログレッシブ、それでいてスムースに見えるように心がけている。どんなに難易度が高いテクニカルな技でも、観客にはスマートに見せたいんだ。

相澤 - 僕は日本でもっと多くの人に、スノーボードを好きになってもらいたいと考えていて、あなたたちの活躍がそのきっかけになればいいなと思っています。

マーク - スノーボードをやっている人はわかると思うけど、パッションを共有できる友達と一緒に自然の中にいる感覚は、何物にも代え難いんだ。その瞬間を友達と楽しむこと以外、何も考えなくていい。大人になるにつれて、友達と時間を共にすることが難しくなるよね?スノーボードこそ、その絶好の機会だ。自然に溶け込むこと。友達との貴重な時間を過ごすこと。そして、自分の限界に挑戦すること。スノーボードはこれら全てを叶えてくれる。だから、みんなスノーボードをやった方がいいよ。

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相澤 - これまで日本に来たことはありますか?印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

マーク - 実はオリンピック前のトレーニングの一環で日本に行ったんだ。バックカントリーで毎日山を登った方が体力もつくし、精神面にもいい影響を与えてくれるから。でもまだ5回しか行ったことがなくて、その時以外だと撮影で1回、「トヨタ・ビッグエアー」で1回、あとはワールドツアー。一番おいしかった食べ物は、モスバーガー(笑)。新幹線もクールだよね、モスバーガーを食べながら乗ったんだ。あとはタトゥーも日本で入れた(マークは“絆”というタトゥーを入れている)。昔、テリエ(・ハーコンセン)とも日本に行ったことがあるんだけど、あるスケートパークで開催した彼のサイン会には2000人を超えるファンが集まったんだ。当時僕はまだ若かったけど、彼らは本物のファンで、夜はみんなでバンクレースをしたのを覚えている。やっぱり、スノーボードのためだけではないツアーはいいよね。スケートもするし、ショッピングに行ったり、街をクルーズしたり。ダニー(・デービス)とはよく一緒にツアーを回っているんだけど、彼は僕の親友の一人で競技やメディア対応が終わったあとも一緒に遊んでいるから、いつも仕事をしている感じがあまりしないんだ。だから、日本はいつ行っても素晴らしい時間を過ごせているよ。

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プロフィール
マーク・マクモリス
1993年12月9日生まれの22歳。本格的に競技を始めたのは2007年ながら、ソチオリンピック男子スロープスタイルの銅メダルをはじめ、すでにBurton US OpenやX Gamesでいくつものタイトルを獲得している期待の若手。

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