各シリーズの見所をプリントで表現しました。
―シリーズ化というお話も出ましたが、やはりキン肉マンといえば年代毎に様々な戦いが描かれていましたね。
鷲頭:ザッツライト。前述の超人オリンピックはもちろん、悪魔七超人編や悪魔六騎士編、タッグトーナメント編に王位争奪編とバラエティが豊かでした。それぞれに印象深いエピソードがてんこ盛りです。
―思い出深いシーンはどういった場面になります?
鷲頭:メジャー中のメジャーですが、テリーマンが子犬を助けるために新幹線を止めてしまうところですかね。
―超人オリンピックの予選ですか。
鷲頭:はい。実力者のテリーマンなのに、前回大会ではキン骨マンに妨害されたりして不運が続いてしまうんですよ。それでも親友のスグルのためにセコンドとして献身的にアドバイスを送る姿には胸を打たれました。
―他にはどうですか?
鷲頭:本当に挙げていくとキリがないので、かなり厳選させてもらいます。バッファーローマンとの試合でウォーズマンが少し理解不能な理論で1200万パワーとなり、ロングホーンをスクリュードライバーで折るシーンにはたまげました。その後で立ったまま死んでいるのにも。サンシャインとの戦いの後、ジェロニモが「だってオラは人間だから」と涙するシーンも屈指の名場面ですね。
―そのシーンはTシャツにも描かれているので、鷲頭さんの思いが投影されている感じがします。
鷲頭:ジェロニモの精神力は見習う点が多いように思います。ですが後に彼がオメガマン戦で己の力だけでなくタムタムの種を使った時は残念でした。ロビンマスクのアノアロの杖やウォーズマンのベアークローとは意味合いが違いますしね。
―好きな技はどれですか?
鷲頭:スグルとテリーによるマッスルドッキングには脱帽しました。まさかの合体技で説得力も十分でしたからね。単体の技となると、これまたキリがないんですが、ラーメンマンの九龍城落地(ガウロンセンドロップ)やアトランティスの水芸・セントヘレンズ大噴火などは印象的でした。
―マッスルドッキングもTシャツのプリントに採用されてますね。
鷲頭:やはり作り手側からの思いってものがないと、力のあるプロダクトは作れないという考えを持っているんです。あれだけ息の長い作品なので十人十色で好きな場面はあるとは思うのですが、その中でも特に象徴的なシーンを選んでTシャツに落とし込めたという自負はありますね。
―それでは最後になりますが、悪魔将軍とネプチューンキングだったらどっちが強いと思いますか?
鷲頭:悪魔将軍に決まってるじゃないですか。
ミート君救出のために戦った悪魔7超人のボス、バッファローマンとの名場面。キン肉バスターの迫力をプリント。
ズラリと揃ったアイドル超人軍団が勢揃い。中には命を落とす者もいますが、しれっと復活するのでご安心を。
隈取りが特徴的なモンゴルマン。正体はバレバレですが、あえて触れないのがルールです。価格は全て¥5,040。問い合わせはビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷キャットストリート店(電話番号:03-5468-3920)
業界内ではイケメンバイヤーとして名を馳せる鷲頭さんは生粋のキン肉マンマニアでした。次鋒レオパルドンの話やフェニックスマンの生い立ちなどといったディープな話は次回以降にお届けできればと思います。