俳優 西島秀俊 week2

WEEK_2 ABOUT_MOVIE 映画『サヨナライツカ』について 
新春映画の中でも話題性抜群の 「サヨナライツカ」に出演している 俳優西島秀俊。独特の存在感は 今作品でも健在。自身の新境地を開拓した という本作品の魅力に迫った。

舞台挨拶での「大人のおとぎばなしを作ってみたい」という監督の言葉からどんな印象を受けますか?

西島:最初に渡された台本がものすごい分厚さで、空港の中を走り回るシーンなど、これって一体どうやって映像化するんだろうと思いました。だからこの映画が「夢」みたいなものを映像化するというのが一つの目的だとすれば、そういうところがおとぎばなし的だと言えるんじゃないでしょうか。

20代から60代までを演じられたわけですが、監督から肉体に関しての演出はありましたか?

西島:どちらかというと、25年後の年齢を重ねたときのビジュアルに、本気でアプローチしてくれと言われました。なので、体重をかなり増やして臨みました。若いときに関しては、例えば野球のシーンなどでも、本気で打てるぐらいになってくれなどと要求されていたので、ジムに行って身体を作ったりしましたね。

最初は増量されたんですよね?

西島:そうですね。そのあと絞ろうと思っていたら、撮影の順番が逆になってしまったので、急遽減量することになって...。

劇中よく着ている白いシャツが印象的だったのですが、普段はどんなファッションが多いですか?

西島:〈マルタン・マルジェラ〉とかを良く着ていますね。何となく質感のあるもので、シルエットもタイトすぎない、着心地のいいものを選んでいます。

劇中のような運命的な出会い、恋愛については、西島さんご自身は共感できますか?

西島:現場でお会いする中山美穂さん演じる沓子という女性は、ものすごいオーラを持った人でした。あのような70年代という時代にあれだけ自由な感性と美貌を持った人が現れたら、豊のようになるのもしょうがないかなぁと(笑)。本気で狙われたら、大抵の男は捕まるだろうなと思います。

次週も引き続き映画のお話です。

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映画<br />サヨナライツカ

映画
サヨナライツカ
12年ぶりの主演を果たした中山美穂と「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督による2010年最初の涙、最高にせつないラブストーリー。2010年1月23日(土)新宿バルト9、丸の内TOEI②ほか全国ロードショー。配給:アスミック・エース(c)2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.