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vol.60

"エリミネイター"バイヤー野澤氏の一週間に密着!

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"エリミネイター"バイヤー野澤圭介氏
「2010年秋冬に僕が買った物」

エリミネイター及び、エリミネイターウェブストア[ビルディング]のバイイングを兼任する野澤圭介さん。
様々なブランドやアイテムを見ているバイヤーが個人オーダーした物は間違いなく信じる事が出来るのではないかという事で、彼が2010年秋冬に個人的に購入した物・2011年に購入予定の物を野澤さん自身のコメントに加え、旧知の間柄であるオオサワ系さんの解説も併せて、見ていきましょう!皆さんのワードローブの中のお宝になるであろう物がきっと見つかるはずです!

オオサワ系
『anan』、『POPEYE』、『Free&Easy』などのカルチャー誌やファッション誌だけでなく、男性誌、webまで幅広く活躍している人気ライター。 その奇抜な髪型やファッションとは裏腹に、誠実な仕事ぶりでも定評があり、人望の厚い人物。野澤さんとは約10年前からの知り合い。

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オオサワさんコメント
「必要最低限のシームや切り替えなど、計算の行き届いたブルゾンを纏った野澤くんが、都内をピストでクールに疾駆する姿が目に浮かびますね(笑)。東京からみたマンチェスタースタイルってこんな感じだよね」

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「そう、それは寒く過酷な一月のパリでの出来事でした。<アークテリクス>のベイランスとの出会いは。展示会場で見つけた瞬間に『絶対に買いたい!』と思ったブランドですね。でも、ブランド側に強く真っ直ぐな理念があってバイイングするのが結構大変なブランドでしたね。ゴアテックスを駆使したミニマル且つ構築的なデザインは、建築学を専攻していた方がデザインしていると聞いて、さらに強く『これは買うしかないでしょう!』という確信の気持ちへ変わりました。ピストに乗る時に大活躍してます。僕の朝の通勤スタイルを初公開」。

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オオサワさんコメント
「<ラフシモンズ×フレッドペリー>のコラボニットで、上品な英国カジュアルを主張。さらに足もとに編み上げブーツを合わせてラフなスキンズっぽさも絶妙に表現するなんて、オレにはできません。さすが野澤くん!!」

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「スタッフの田中と朝のミーティング中。来春に向けての企画の打ち合わせも兼ねて久々の真剣トーク。この日のスタイルは絶対的な信頼を置いている<ラフ シモンズ>のブルゾンがメインのコーディネート。ラフはこれからもメンズファッション界を引っぱり続けてほしい気持ちも込めてバイイングしてますね。特にこのヘリコプタージャケットは、ギャザーを駆使したバックスタイルが最高です!もれなく、個人オーダーした中の一品」。

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オオサワさんコメント
「<ラフシモンズ>が考えるミリタリーニットと、米軍のM-51パンツを合わせたモードなミリタリースタイルって感じかな? ふくらはぎ部分とか、かなり斬新なパンツだけど、実際に穿くと意外とシンプルなんだね」

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「アイターのボトムスをスタイリスト丸山氏がリースしに来てくれました。英国的なスタイリングに拘りのある丸山氏も唸らせていましたね。時を遡る事、約2年前<アイター・スロープ>に興味があって、知人を介して本人に会いに行ったんですが、運良くアイターと一緒に食事ができ、その時に彼のファッション哲学を聞いて、「彼は本物のクリエーターだな!」と、ものすごい感動したのを憶えています」。

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オオサワさんコメント
「スウェットに<スーパーファイン>の別注パンツを合わせたモダンでラフなマンチェスタースタイルだね。ちなみにカラフルな「セント・ジョージ・クロス」プリントには、それぞれ深い意味が込められているらしい。これは、買ってからのお楽しみ! 」

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撮影協力 東塔堂

「時間があると本屋さんに行ってアートブックを物色し、デザイン業にも繋がる時間をいつもリラックスしたスタイルでじっくりと楽しんでいます。アートと言えば、<アンブロ>のニューレンジのデザインをあのピーター・サヴィル大先生がついにやってくれました!コンサート後にフライヤーが出来上がっても許されてしまうという伝説のグラフィックデザイナーですが、以前、一緒に仕事がしたいと思って、ロンドンで彼のアシスタントに会いに行ったものの、想像以上に難しく断念した悔しい思いが蘇りますね(苦笑)。だから僕は絶対買います!買わせて頂きます!」

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