vol.76

フイナムが作ったオリジナル水筒が登場! 後編

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新潟は燕三条のサーモマグ工場へ、いざ!

2週に渡ってお送りする、フイナム×Shu-Thang Grafixコラボ記念フィーチャー。これ、作って終わりではありませんよ。そう、本日よりフイナム上で販売開始です!えっ知らなかった?そうなんです、売るんです。と、その前に、せっかくだからプリント工場を見学したいねーなんて考えていた我ら取材班は、1回目の取材のあと意外な事実を知ることに! なんと工場が新潟だったんです!でも、せっかくだからと"MAXとき"で工場まで行ってきました。発売直前スペシャル工場見学編スタートです!

工場見学の前にチラッとのぞき見。

ー(見学前に)チラッと、工場の方を覗かせて頂きましたけど、すでにいっぱい並んでますね。

社長:なかなか、大変ですよ。

浦野:ですよね。そうとう細かいの描いてしまったので。

社長:サンプルを1個刷るくらいは上手くいったんだけど。流そうとすると、どうしても浮くんですよ。それで2回に分けて黒を印刷することになって。

浦野:あっそうなんですか。

社長:そうでないと、やっぱりずれちゃうんで。

浦野:あー、でもこうやって形になると嬉しいなぁ。

ーこちらは会社名の通り、腐食加工がメインなんですか?

社長:はい。創業が昭和37,8年くらいなんですけど、その時こういった商売を始めて。いまは、こういう(サーモマグのような)印刷の方が多くなってきました。

浦野:棚に並んでるモノも、警察学校から矢沢永吉にメルセデスベンツまで、幅広いラインナップですもんね。

ー燕市って、職人の街なんですよね。iPodの裏面を磨いている職人さんたちがいらっしゃるのも、この辺りだったような。

社長:ステンレスの加工では、全国で一番じゃないかな。

ーますます期待が高まりますね。それでは、そろそろ場所を移して今回のメインとなる工場を見学させて頂きましょう。

浦野:ちょっと、ドキドキしてきました。

ー順を追ってお話しを伺っていきたいのですが。まず気になったのが、この機械1台で1日どれくらい出来るものなのかっていうのが。

社長:数ですか?それはまあ、その内容にもよりますけど。

ーサーモマグに関しては、どのくらいですか?

浦野:浦野さん、1日にどのくらいイラスト描けるんですかって言われるのに似てますね(笑)

社長:これに関しては、800かそのくらい......。

ーえっ、この機械1台で1日800本ですか!

社長:それのみであれば、まあそこまでいくかなぁ。

ー思ったより、多いんですね。行程としてはまずプリントして、それから乾かす行程があって。

社長:そうですね。1色終わったら、乾かす釜がありますので、その中に入れて乾燥させます。

ー時間はどの位なんですか?

社長:まあ20分も入れておけば。温度的には60℃か70℃か。

ー行程としては、それで終わりですか?

社長:はい。

ーそれで、次の色を重ねて。

社長:当然、本体が冷めないと次がプリントできないんで。

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Shu-Thang Grafix
(シュウ・サン グラフィックス)

イラストレーター。半地下のオフィスを飛び出し、今回は遠路はるばる新潟まで。乗り鉄ではなく、乗り物全般が好き。www.shu-thang.com


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松山仁志
カメイプロアクト社員。前回に続き緊張した面持ちかと思いきや、2回目ともなるとリラックスムード。浦野さんとも旧知の仲といった雰囲気で、工場を見学。


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石井博
本人曰く、ゴルフと一緒で、キャリアはあるけどスコアが上がらない石井腐食3代目。普段見ることの出来ない工場を、今回は特別に公開。浦野さんの細かいイラストに悩まされながらも、2回に分けて刷ることで、問題を回避。


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版がズレやすいため、細心の注意をはらって、職人によって1つずつ丁寧に刷られていきます。


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浦野さんも食い入るように見つめるこの作業で、1日800本を生産!すごいです。


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