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今だから良いのではない。
アメリカ服の本当の魅力。

オープニングにゲストとして呼ばれたスタイリストの池田尚輝さん。ジュンプラグドが目指すアメカジの在り方。そしてその魅力について話を聞いてみた。

撮影の現場で会う池田さんは思いのほか、アメリカ発のブランドをチョイスしている印象がある。〈ラッセルモカシン(Russell Moccasin)〉のマウンテンPH、〈トム・ブラウン(THOM BROWNE)〉などのコレクションブランド。決して一辺倒というわけではないが、ワーク、アウトドアからスポーツまでその守備範囲は広い。そんな彼から見たジュンプラグドはどんな風に映ったのだろう。

---アメリカ服の魅力はどんな部分だと思いますか?

「J.CREWのリカーストアに代表されるように、アメリカの服の良さは素材感として成立している雰囲気が魅力ですよね。乾いた質感というか。シワのままで着られるオックスフォードのシャツ。素足にスリッポン。洗いざらしのデニム。この匂いこそメイド・イン・USAの魅力につながると思います。それはすべて、今だからかトレンドの目線でいいってわけじゃない。もっと恒久的なものです」

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---ジュンプラグドで置かれている服で気になるものはありましたか?

「一番いいなって思ったのは〈シューロン(SHURON)〉。いわゆるアメリカを代表するアイウェアブランドですが、そんなに取り扱っているところも多くなく、それでいてリーズナブルなのもポイント。クラシックな佇まいも魅力です。〈ギットマンブラザーズ〉のシャツがここまで置いてるのもなかなかないのではないでしょうか」。

---ちなみに最近、気になるアメリカ系ブランドについて教えてください。

「最近だと、サンフランシスコにある〈ミッションワークショップ(MISSIONWORKSHOP)〉というメッセンジャーバッグのブランドが面白いと思いました。ショルダーストラップでありながら、形はバックパック的。トップリッドが開くギミックなど、使い勝手が本格派ですね。それとガレージ系アウトドアブランド。いや、ブランドとも言えないような数人規模で作っているところですね。ウルトラライト系のテントやギアなど。結局、いつの時代もマイノリティからはじまるものが面白い。メイド・イン・USAにはまだまだその可能性が秘められていると思います」


profile
池田尚輝 / いけだなおき
ファッション誌、広告を中心に活躍中。スタイリングだけでなく、アパレルブランドのアドバイザー、バイイングまで手がける。フイナムでブログを更新中。http://www.houyhnhnm.jp/blog/ikeda/

当日、オープニングに訪れていた人を池田さんがスナップセレクト。以下、ざざっとご紹介します!

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