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朝倉秀樹hobo デザイナーwww.thathobo.com

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バイキング

2012.11.01

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マークでおなじみのスウェーデン鋼刃 Martin Miller Viking
いつもお願いしている抜き型屋さんで納品後を激写


もともとはスウェーデンのサンドヴィックという鋼材メーカーが
曲げ刃型という方式を考案したことでそう呼ばれています。


そんなスウェーデン産ではなく最近イケているオーストリア産の鋼を使った
抜き型の製作過程をお伝えしたいなと思ってしまいました。


HY121101A.jpg

ゼンマイバネのように巻かれた鋼、それぞれ刃の形が違い
革や生地そしてゴムなど抜く素材によって使い分けています。


HY121101B.jpg

ビックリするぐらい鋭め、最初から刃はついています。

HY121101C.jpg

凸凹しているのは手縫い用に加工されています。

HY121101D.jpg

裁断する素材や硬さ、枚数などに応じて刃を変化させますが
これも抜き型屋さんごとに色々と違いがあります。

HY121101E.jpg

今回はバッグのマチに使用する革用の抜き型
型紙に合わせ足下のペダルを踏み込み
小さなハンマーを動かしていきます。
手と足の動きが素晴らしくリズミカル。


HY121101F.jpg

独特なハンマーの音色、少しずつ少しずつ
型紙と寸分の狂いもなく曲げられていきます。


HY121101G.jpg

そして最後は補強プレートを入れて溶接。

HY121101H.jpg

はい、出来上がりっと。

HY121101I.jpg

ちなみにわたくしもトライさせていただきましたが
足の力の入れ方わからなすぎてあえなく失敗。


HY121101S.jpg

こちらはプロの曲線部分の流れる様なお仕事。

HY121101J.jpg

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HY121101Q.jpg

HY121101R.jpg

いや〜久々に興奮、ごちそうさまでした。