Party Report Blog
福田健太郎
GOOD OL' DIRECTOR
8年間セレクトショップに勤務し、販売員とショップバイヤーを担当。2007年9月にGOOD OL'を設立し、現在に至る。
www.good-ol.com
秋の夜長に
2012.09.24
僕は普段あまり本を読む方ではない。

5年前の独立当初、暇で仕事もなくお金も無かったので暇つぶしに買ったのがこの本でした。
最初はほんの興味本意で買った一冊。
サブカルチャー好きを気取る目的で買った本だった。
ずいぶんと解りやすく図解してくれた本で、読書嫌いな僕でもすんなりと読めたのを覚えている。
ただタイトルを見ての通り、端的な極論を網羅した内容でどきどきする内容だった。
一見、ただの腹黒になるためのバイブル本と見受けられてしまうかもしれない。
しかしよ〜く考えてみると、最期は皆ハッピーエンドを迎えている事に気付かされる。
誰一人損する事無く、円滑に物事を運ぶための考え方をまとめた本。
お金が全てだなんてこれっぽちも思ってない。
貧乏でも、心が富んでいる状態を保つ事ができるならそれでいいんです。
これが実生活ではなかなか難しくて...
これ以来、この本は僕のバイブル本になり久々に読み返してみました。
まだまだ、出来てない事がたくさんありますね。
この本に書かれている事が全てとは思いませんが、これほど的を得た考えは他にないようにも思います。
今でもずっと忘れられない一説があります。
「ある人の最後の財産が上着だけになってしまい、これを質に入れて金を借りた場合、貸し主は夜までに上着を返さなければならない」
これは、安眠という休息の手段まで奪っては、その人の労働力を損ってしまう。
貸し主も貸付金を失う事になるだろう、という教え。
結果、自分の利益を最優先に考えた非情な考えなんだけど...
これ、誰も損する事無いんですよね...
徒然なるままにブツブツ言いながら考える秋の夜長、好きなんですよね〜。

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