ヘムト日記
平山洋次
HEMT PR
代表/ディレクター
1977年生まれ、セレクトショッププレスを経て、プレスオフィス「HEMT PR」を設立。PRと販売促進をリンクさせる構築的なプロモーションを提案。
www.hemtpr.com
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おばあちゃんと南三陸町
2011.07.04
週末、被災地の南三陸に行ってきました。
南三陸は今回の災害でもっとも被害を受けた町のひとつで、
当初行方不明者が一万人近くいると報道された所です。
(行政が壊滅し、集計が出来なかった為。最終的には600名ほど)
東京から東北自動車道を使って5時間ほどで宮城県南三陸町に着きます。
数年前にいくつかの町が合併して【南三陸町】になったのですが、
私が知っているこの土地は昔、【志津川】と【歌津】と呼ばれていました。
【志津川】には祖父と叔父、叔母の3人が【歌津】には親戚一家が住んでいて
うちの母も【志津川】出身。
漁業がとても盛んな町で、いつも塩と海草の匂いのする、
「いかにも漁師町!」的な雰囲気が私は小さい頃からとても好きでした。
そんな思い出が一杯詰まったこの町が、おばあちゃん家が・・・・・
3月11日の津波とともに全てを壊し何もかも無にしてしまった。
その瞬間、犠牲になった方は何を考え、誰のことを想っていたのか、
この場所へ来た時、無意識に考えていました。
行き慣れたおばあちゃん家をやっと発見。
写真のドナルド・ダックが置いてある所が玄関。
道路から6段ほど上がって入るこの玄関で小学生の頃、
良く遊んでいたました。
階段横の花壇にカニの死骸を数え切れないほど
埋めた思い出が懐かしく、今でも鮮明に思い出します。
それにしてもバレたら怒られるほどの数でした。
私はこの「ふんばれ!!」という言葉がすごく好きになりました。
何か被災地の人が自ら言っているこの感じが「がんばれ!!」という
言葉より強い気がしてなりません。
見ての通り広いこの土地に、作業をしている自衛隊、業者の姿はほとんどありません。
「自衛隊が足りない。」とは聞いていましたが、、、、
事情は良く分かりませんが本当に足りないと思います。
私たちに出来るボランティアは何なのでしょう?
どんな順序で何をするべきなのか。はっきり言って分かりませんが、
是非この現場を見に行って欲しい気は凄くします。
被災者でもある親戚は、こう言いました。
「是非、この状況を目に焼き付けて欲しい。そして風化させたくない。」
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