jammin'
原田直俊
STANDARD CALIFORNIA shop manager&press
心地が良すぎたマリブとエンシニータスにやられ、さらに魅了されてしまったカリフォルニア。その後、同じ空気感を提案するスタンダード カリフォルニアに入社。現在はショップマネージャー兼プレスを担当。
www.standardcalifornia.com
#007 my favorite 照屋卓編
2012.02.26
今回はSDのご近所、恵比寿ドルフィンギターズの照屋氏。
滲み出てます。いい人です!!ギター。めちゃうまです。因みに沖縄出身。
Fで挫折したあなた。楽器屋で音まで出す勇気がなかったあなた。至急照屋さんのところにいってください。
気になるmy favorite...
"Collings"
Model「000-2H Koa Custom」
アメリカ・テキサス州・オースティンに工房を持つコリングスギター。
代表のビル・コリングスは1970'sよりヴィンテージ・マーティンやギブソンといった歴史あるギターのリペアを経験し、後に自身によるアレンジを加え1988年、コリングスギターを設立。
決して妥協しない、納得したギター以外世に送り出すことはない。
サウンド・クオリティーは超一級品、ギターそのものの安定感・強度にも大変優れ、ボディライン・シェイプの美しさは精度の高さを伺わせる。
塗装はUVポリとラッカーを組み合わせ、これにより塗装面の強度を保ちつつ、ラッカーの美しい仕上がりを生み出している。
基本は1930'sマーティンスタイルを基本としているが、長年リペアを経験することにより、マーティンギターの構造上起こりうる問題点をすべて解消している辺りがより完成形に近いと言える。
本器はモデル「000-2H」にオプションを加えたカスタムモデル、トップ材&サイド&バック材にハワイアンコアを使用。
ルックスから放つ威圧感とは異なり、非常に甘く心地よいトーンが特徴。観て弾いて聴いて楽しめる逸品。
"沖縄三線"
地元・南風原町にて三線工房を営む職人に直接オーダーした拘りの逸品。
棹はフィリピンはカマゴン産の黒檀を使用、皮は厚手の東南アジア産・ニシキヘビの本皮を張り、糸巻きの先にはパープルのアクセントを入れ、胴巻きの生地はチャイナ・シルクを牛皮で巻いている。
塗装は漆。棹の美しいシルエットをくずさず光沢感のある仕上がりは沖縄県でもトップクラスといえる塗装技術をみせる作品。
三線はあくまで伴奏楽器。歌のための楽器であり、雰囲気を楽しんでもらいたい。
ケースも特注品。ウクレレケース職人 Hauoli Keikiさんに琉球絣(りゅうきゅうかすり)生地を使用し制作を頼んだ拘りのハードケースカバー。
渋すぎます照屋さん。
最近、自分もギター再熱中。本当に難しいです。が、それ以上に楽しい。超楽しい。
近所に頼れる人がいるって幸せです。
自分よりレベルの高い人に教えてもらうのがスキルアップに繋がる一番の早道。
家のオブジェになってしまっても構わないですから、ぜひ1本買ってみてください。
Fまでがんばればニヤリがとまりませんよ。
勇気を出して照屋さんまで。