AR-拡張現実- - blog MUZIKA（戸取瑞樹）

映像を扱っていて感じるジレンマは、物質として触ったり所有したりできないこと。それを払拭する為には。。今ならAR（拡張現実）。。作ってみたい。それが出発点だった。

今回はiPad2でAR（拡張現実）を読み込むアプリを開発し閲覧可能なコンテンツを制作。ベースはunity。既に世には購買可能なARソースなるものはあれど、我々は独自開発を試みる。開発とはゼロベースから何かを創造することではあるが、中々大変なことである。夏からツタートしたこのプロジェクトは、10月にフランスのポンピドゥーセンターで行われるtokyo graphic passport 2011での公開に合わる為に３ヶ月（実質１〜２ヶ月）で仕上げねばならなかった。

プログラマ、CGアーティスト、サウンドデザイナ、AR研究の大学院生等を口説き、最終的に関係者を合わせるとチームメンバーは10名近くにおよんだ。モチベーションはミーティングごとに与えるおやつで何とかキープしてもらいつつ、皆プロフェッショナルに仕事をこなしていった。そうして出来上がったこのオモロコワコンテンツ、パリで"大ウケ"を獲得。