注目のイラストレーター、黒木仁史の奇妙にポップな世界観とは?
ファッション誌やアパレルのシーズンカタログなどで活躍するイラストレーター黒木仁史。エレガントでナイーブな水彩のニュアンスに潜む、独特のユーモアが印象的な作品群は、見るものに優しい余韻を残します。
人物を主体としながら、キッチュな存在としての動物をブレンドすることで、オリジナリティの高いポップネスを獲得するに至っています。
そしてこの度、黒木氏にとって東京で初めての個展が開催されます。「断片」を意味する"fragment"というタイトルは、文字通り彼の絵ひとつずつの美と、それらがパーツで終わらない世界観を指しつつ、イラストレーターとしてのこれまでの蓄積と現在までを、かけらを拾うように披露しようとの意図を表しているとのこと。
ほぼ全て描きおろし新作の水彩画・鉛筆画、約40点を展示・販売され、さらに一点ずつドローイングを加えたオリジナルTシャツなど、関連する商品も合わせて販売されます。
また、開催初日にはギャラリートークと称し、本人が在廊しているそう。詳しい情報は以下をチェックしてみてください。
黒木仁史 fragment
会期 : 11月8日(金)~11月20日(水)
場所:GALLERY SPEAK FOR
住所:東京都渋谷区猿楽町28-2 SPEAK FOR B1F
時間 : 11:00~19:00 最終日のみ~18:00 木曜休廊
ギャラリートーク : 2013 年11月8日(金)18:30~ 入場無料
作品解説=黒木仁史 聞き手=デハラユキノリ(フィギュアイラストレーター)
黒木仁史(くろきひとし)イラストレーター
1978年生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業後、ギャラリー勤務、デハラユキノリ氏のアシスタントを経てフリーランスに。FM802アートオーディション通過。GEISAI-1 GPにてスカウト賞受賞。 雑誌「commons&sense man issue.11」にて発表した18ブランドのファッションルックイラストが話題に。また、2012年には東京発信のクリエイティブプロジェクト「東京晩餐会」に参加。他に 「POPEYE」や「GQ」などの雑誌やファッションブランドのカタログを手がけ、ステラ・マッカートニーのパーティでモデルスケッチを披露するなど、多彩に活動中。