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写真家田附勝が写す震災後の東北とは? 待望の巡回展が開催。

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2012.07.19 15:09

tatsuki01.jpg


写真、そして世の中に愚直なまでに真摯に立ち向かう写真家田附勝。東日本大震災の年に発表された写真集『東北』が木村伊兵衛写真賞を受賞したもの記憶に新しいところですが、みなさんもう『東北』はご覧になりましたか?


誰もが「東北」という土地に漠然と思い描いているような、あまりにも生々しい生と死のあり方、そして厳しい環境の中で育まれた人間の根源的な営みなどを実に力強く描ききっています。


被写体に正面からぶつかり、時間を積み重ねることでしか得られない、濃密な空間を写し撮るその写真道は、デビュー作『DECOTORA』の時から何も変わっておらず、今日の写真界ではそのスタンスはどこか異質にすら写ります。


tatuki02.jpg


そしてこの度、田附勝が「3.11前後」を意識して発表するはじめての展覧会が東京で行われます。今年の3月に、石川県の「SLANT」で開催された同展、待望の巡回展になります。昨年11月、岩手県釜石市唐丹で震災後初となる鹿猟に同行した田附氏。震災以降の鹿猟、東北にはどんな変化が起きていたのか。それを確認できる唯一無二のチャンスです。期間は5日間です。お見逃し無く。

Text_Ryo Komuta


「その血はまだ赤いのか」in Tokyo 
期間:7月19日〜23日(5日間)
時間:14時〜20時
場所:BASE CAMP 
住所:東京都千代田区平河町1-1-9 2F
basecamp.main.jp/basecamp

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