ヤン・シュヴァンクマイエルの長編作品『サヴァイヴィング ライフ』。
2011.08.21 08:00
©ATHANOR
20世紀最大の芸術運動として知られるシュルレアリスム。「超現実主義」と訳され、シュールの語源とも言われるこの芸術運動の世界観を、映像を通して表現し続けてきたヤン・シュヴァンクマイエル氏。
その最新作『サヴァイヴィング ライフ ―夢は第二の人生―』が8月27日（土）より、公開されます。
夢で出会った美女を忘れられず、夢と現実を彷徨い続ける男のラブ・サスペンスという今回のストーリー。それだけでも興味津々ではありますが、気になるのは映像表現。今回はカットアウトアニメという実写と写真を巧みに組み合わせた手法を採用。CGや3Dとはまた違う、生々しくも力強い大迫力の映像に仕上げられています。
名作『アリス』においても、誰もが知る夢の物語を驚愕の世界観で作り上げたシュヴァンクマイエル監督。「夢」と「現実」、近いようで遠いこの2つの世界を、本作ではいかに表現されているのか。劇場にて、じっくりと体感してみてはいががでしょう。
『サヴァイヴィング ライフ ―夢は第二の人生―』
監督・脚本：ヤン・シュヴァンクマイエル
出演：ヴァーツラフ・ヘルシユス、クラーラ・イソヴァー、ズザナ・クロネロヴァー、エミーリア・ドシェコヴァー、ダニエラ・バケロヴァー
配給：デイーライツ
survivinglife.jp/
8月27日（土）より渋谷シアター・イメージフォーラムほか順次全国公開！