【期間延長！】名越啓介の写真展で、秘匿なる世界を見てみませんか？
平和な日本で安穏と生活していてはおよそ目に触れることのないだろう、ある種非日常的な「生活・人・文化」などを写し込む写真家、名越啓介。その作品には、世界中を飛び回った血と汗がビッシリとこびりついた「念」がこもっており、「これを撮るんだ！」という確固たる意志が感じられます。
フイナムでも何度か紹介してきましたが、この度新しい作品展が開催されます。
フィリピンのスモーキーマウンテン（スラム街）を10年間撮影し続けてきた彼が、密かに撮り続けていたもうひとつのストーリー、未発表作品を集めた作品展「in the dark」。「in the dark」という題には「秘密に...」という意味が込められており、その名の通り、これまでまさに「秘密」にされてきたアンダーグラウンドな世界をご覧に入れます。
主に人を追いかけてきた名越氏がそのカメラを別のものにむけたとき、写し込まれた静寂とは？？ 写真を見るというよりは、総合芸術と称される映画作品を観たときのような、深い余韻を残す名越氏の作品。非常に短い期間での開催ですので、お見逃しなく。
名越啓介 写真展 『in the dark』
会期：〜2月2日（土）※好評につき、会期が延長となりました。
会場：tokyoarts gallery
住所：東京都渋谷区東2-23-8
電話：03-6427-6665
www.tokyoartsgallery.com
※オープニングパーティー：1月22日 (火) 19:00～21:00
名越啓介 keisuke nagoshi
1977年奈良県生まれ。大阪芸術大学卒業。1996年より世界各地にてスクウォッター（不法占拠者）との共同生活による撮影を開始。著書に、写真集「EXCUSE ME」(トキメキパブリッシング刊/2006年）、「CHICANO」（東京キララ社刊、2008年）、「SMOKEY MOUNTAIN」(赤々舎/2011年刊）などがある。これまでCANON GALLERY,B GALLERYなどで写真展を開催している。