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BAND OF OUTSIDERS
2013.02.08
2013SS Collectionのプレゼン方法は、60年代のカウンターカルチャーや反政府活動などからインスピレーションソースを得たものであったため、それを表現する手法として当時の活動家が、活動の真意や意図、これから何をどう行うかなど、まるで説明書のようなマニフェストを掲げ活動をしていた行為をファッションに置き換え表現した。
3日間、1人のモデルがショーウィンドウに作られた部屋に寝泊まりし、定期的にルックに着替えながら、日々生活する姿を動画で撮影し全世界に配信された。モデルは自分を鑑賞する道行く人々をポラロイドカメラで撮影したり、BAND OF OUTSIDERSのスタッフはデザイナー含めユニフォームとして「つなぎ」を着用。
1930年代のビンテージマッププリントやヨットのレーザープリント、マリンセーラーからも見て取れる様に「旅とキャンプ」がテーマベースとなり、更に、建築のミニマリズムに影響を与えたドイツの芸術学校ハウハウスや幾何学模様（今季プレゼンの招待状にも使用された空白のクォーテーションマーク）、原色の対比表現等が加わることで13SSのテーマと相成った。
コレクションのロゴとエンブレムとなった「空白のクォーテーションマーク；何らかのプロテストシンボルとして」は、刺繍やプリント、ニット等に表現され、絞り染めのブレザーやショーツ、スーツなども今季を象徴するアイテムとなっている。アーガイル柄のジャガード織のスウェットスーツ、トロンプ・ルイユ（だまし絵）的なロープのストライプ、タイダイ染めのオックスフォードシャツのような様々なプリントが登場。パッチワークのインディアンマドラス、藍染めのヨット柄プリント、カルフォルニアの風景を古い絵葉書風なイラストにしたカモフラ柄もブランドらしいプリントとなっている。
バンド オブ アウトサイダーズ（BAND OF OUTSIDERS）
band.bandofoutsiders.com
