キーワードは"SOHOスタイル"。 「ジュンプラグド」の有楽町店を徹底解剖！ - page1 - FASHION FEATURE

音楽用語でアコースティックな響きを意味する「UNPLUGGED（アンプラグド）」。この言葉をファッションに置き換え、"クラフトマンシップ"、"ナチュラル感"、"イージーメンテナンス"を導き出し、コンセプトとして掲げているセレクトショップ、それが「ジュンプラグド」です。

この3つのキーワードからは"アメカジ"や"ワーク"がベースにあることは、フイナム読者なら連想できるでしょう。ただ、それだけでは終わらないのが「ジュンプラグド」。

〈ギットマンブラザーズ（GITMAN BROS.）〉に〈INDIVIVIDUALIZED SHIRTS（インディビジュアライズド シャツ）〉、〈YUKETEN（ユケテン）〉や〈ニューバランス（New Balance）〉、さらには〈ヤエカ（YAECA）〉や〈FILMELANGE（フィルメランジェ）〉と、ブランドの一部を明記しただけでも、"アメカジ"とはひとくちにくくれない魅惑のラインナップが揃っているのです。

さらに有楽町店では新たに"SOHO"というキーワードを設け、オン・オフどちらも対応できる洗練された大人のスタイルを提案しています。しかも、この新しいキーワードに彩りを加えるべく、新レーベルのスタートやスーベニールコーナーも用意しているのだとか。

というわけで新たな「ジュンプラグド」の見所を厳選してご紹介していきます。

この有楽町店のプロジェクトにおいて、キュレーション的な役割を担ったのがスタイリストの小沢宏氏。〈ジュン（JUN）〉のメンズMDである三代氏との雑談を重ねて形作られていったショップの方向性のなかで、必然として生まれたのが新レーベル〈ソーホー ユニフォーム（SOHO UNIFORM）〉なのです。

目指したのは普遍的なカジュアルウェア。デザイナーとしてはポップでキャッチーな物作りを得意としている小沢氏は、どのように形作ったのか。気になるラインナップを見てみると、これがまた絶妙。たった7つのアイテムはどれも、ビジネスシーンにも対応してくれる上品なデザインと、カジュアルな着こなしにもハマるラフ具合、それでいてキャッチーな要素もある。

オフィスでも、街でも、まさに"ユニフォーム"感覚で着られる万能アイテムが揃っているのです。「ジュンプラグド」から派生した新レーベル〈ソーホー ユニフォーム〉、要注目です。

ちなみに〈ソーホー ユニフォーム〉に関しては次のページにてたっぷり小沢氏にお話を伺っているので、そちらもお見逃しなく。

続いてご紹介するのが「スーベニール」コーナー。

店舗の一角に設けられた同コーナーでは、フランス語で「お土産」を意味する言葉の通り、腕時計にアンブレラ、文具、アクセサリーなど、ちょっとしたお土産に使えるリーズナブルプライスのスタイリッシュなグッズが数多く取り揃えられています。

こういったグッズコーナーは、ついつい長居をしてしまうだけではなく、カップルでも楽しめるのが嬉しいポイントと言えます。しかも、スキンケアや陶器など、女性も悦び、カップルの未来図を描ける品々は、一緒に見ている幸せ気分を味わえるのです。

"アメカジ"や"ワーク"というベースはあるものの、そこに固執するのではなく、進化をさせた形で提案する「ジュンプラグド」。今後の展開もすこぶる気になります。

次のページでは「ジュンプラグド有楽町店」及び「ソーホー ユニフォーム」について小沢宏氏が語ります。