LEVI'S CALIFORNIA LAUNCH PARTY in L.A. 〈リーバイス® カリフォルニア〉のローンチパーティに潜入!
2014.03.12
国内ではビームスのみで展開される〈リーバイス®〉のスペシャルコレクション〈リーバイス® カリフォルニア〉。そのローンチパーティがロサンゼルスにある〈リーバイス®〉のVIP専用サロン「HAUS OF STRAUSS.」で行われました。そのパーティの模様のレポートに加え、同コレクションの担当したデザイナー、そして日本で限定展開するビームスの設楽社長にお話しを伺ってきました。
Edit:Hiroshi Yamamoto
招待客のみのパーティとなったこの日は、日本からは〈リーバイス® カリフォルニア〉を限定展開するビームスの面々が来場していました。まずは「HAUS OF STRAUSS.」の雰囲気とパーティの模様をスナップ写真でご覧ください。
ー〈リーバイス® カリフォルニア〉の印象を教えてください。
設楽:1951年、ミッドセンチュリーど真ん中に生まれた僕にとって、今回のコレクションのモチーフとなった1960年代は、ちょうどアメリカに憧れ始めた頃。それだけでも感慨深いですよね。当時の僕が感じていたアメリカという国、カリフォルニアという街の空気を、モダンに表現しているコレクションだと思います。自らのルーツを見つめながら、革新性のある物作りをしている。さすが、リーバイス®だなと。
ー個人的に気になるアイテムはありましたか?
設楽:ストレートジーンズですね。とにかくシルエットが美しい。あと、シャンクボタンやリベットといったディテールを白で統一したことによって、グッとモダンな表情に仕上がっていますよね。懐かしさと新しさ、そのバランスが見事です。
ー日本での取扱いはビームスのみとなります。
設楽:ビームスの創業当初から取り扱い続けている数少ないブランドの1つが、リーバイス®です。リーバイス®はビームスの原点でもあり、僕が憧れたアメリカの象徴。そういったブランドと特別なプロジェクトをご一緒できるんですから、率直に嬉しいです。創業から38年という短い歴史のなかで培ってきたことを、リーバイス®が認めてくれたのかなと。
ー最後にビームスにとって〈リーバイス®〉とは?
設楽:ビームスの創業当初の取扱いの基準として「かぶれ」という言葉をよく使っていたんですよ。歴史や物作り、伝説や細かなうんちくまで、物自体に「かぶれ」るだけの魅力があるのか、という意味で。今では数多くのブランドを取り扱っていますが、最も「かぶれ」と呼ぶに相応しいブランドだと思います。リーバイス®の服には文化が存在していますからね。
ーまずは〈リーバイス® カリフォルニア〉で1960年代にフォーカスした理由を教えてください。
ジョナサン:リーバイス®のアーカイブを見ていると、1960年代はとても興味深い時期だというのが解ります。当時のカリフォルニアはとても開かれた環境で、様々な人種が流れ込んできました。その結果、あらゆるアイディア、モダンデザインが生まれ、カリフォルニア特有のクリエイティビティが育まれるようになり、仕事内容も様変わりしていったんです。デスクワークが主体となり、カウボーイや金鉱堀りのためのワークウェアが必要無くなった。そこでリーバイス®は、ワークウェアで培ったノウハウを使ってライフスタイルウェアを作り始めるんです。
ー〈リーバイス®〉にとってのターニングポイントだったわけですね。そういった時代背景を、今回のコレクションでどのように表現したのでしょうか? 通常のコレクションとの違いを教えてください。
ニック:普段は使わない素材を使っているし、フィットも異なる、カラーパレットはカリフォルニアの自然からインスピレーションを受けていたり、とにかくたくさんの違いがあります。ただ、ここで重要なのは、突き詰めていくと既存のラインもリーバイス® カリフォルニアも、同じスピリットで成り立っているということ。ハイライトする部分が違うだけなんだ。
ー1960年代にフォーカスしてはいるものの、コレクションそのものはとてもモダンな印象を受けます。
ニック:モダンなデザインは、1940年代から60年代のカリフォルニアの建築から着想を得ました。当時の建築の特徴とも言える"取り除く"という概念をファッションデザインで表現しています。カフを無くしたり、スナップも極限までシンプルなものを使用したり。とにかく物作りとしてシンプルなアプローチを心がけたことが、モダンな印象に繋がっているんだと思います。
ー今回のコレクションは、日本ではビームスのみの取扱いになります。ビームスの印象を教えてください。
ニック:とてもリスペクトしています。彼らと話をすると、カリフォルニアという街、リーバイス®というブランドに対する真摯な想いが伝わってきます。だからこそ、僕らは物作りを通して、彼らの熱い気持ちに応えたいと思うんです。貴重なパートナーでありファミリーですね。
ジョナサン:お互いに刺激し会える関係だからこそ、信頼することができるし、こういったリレーションシップを取ることができる。この関係性を続けて、常に良い物を作り続けていきたいですね。