FEATURE |
【JOURNAL STANDARD 1 in 2】THE SPECIALS 別注アウターから紐解く、逸品たるゆえん。

〈ALPHA INDUSTRIES〉×〈JOURNAL STANDARD〉
001_F-019.jpg

〈ALPHA INDUSTRIES × JOURNAL STANDARD〉
M-65コート ¥40,000+TAX

JOURNAL STANDARD バイヤー
宮川治 Osamu Miyagawa

ジャーナル スタンダードらしい、ミリタリーを表現できる。
002_F-032.jpg

—〈アルファ インダストリーズ(ALPHA INDUSTRIES)〉はミリタリーウエアを知る上で欠かすことのできないブランドでもあると思いますが、宮川さん自身どんな印象を持たれていますか?

宮川:おっしゃる通り、ミリタリーの本格派ブランドであり、その上で〈ジャーナル スタンダード〉としても独自の色を出しながら共作できる数少ないブランドだとも思っているので、長いスパンで良い関係が築けているのはとてもうれしく思いますね。

—今回、別注アイテムとしてモッズコートを選んだ理由はなんでしょう? また過去にはどういったアイテムを作られてきたのですか?

宮川:別注は今季で3シーズン目になるのですが、これまでにMA-1やN3-Bなどを共に作ってきました。なので今のトレンド的な経緯ももちろんあったのですが、これまでのアイテムとは変わり映えも必要かなと感じていたので。あとは化繊系のアウターはアウトドアのカテゴリーでも多く仕込んでいたので、今季はコットン素材のモノを選んで際立たせたいなという思いもありました。

003_F-040.jpg

—差別化という意図もあるんですね。他にはアイテムのディテールなではなにか変化や違いなどはありますか?

宮川:本来であれば、ボディにM-65のキルティングライナー、フードには化繊系のファーが付属させているところをボアに変更している点ですかね。温かみのある表情を生み出すことで、別注としての変化もしっかりと見せたかったんですよね。またフード部分は折り返して、表面に出る仕様にもなるので、従来のモッズコートとは、また少し違った着こなしが楽しめるかなと思います。

—モッズコートとしては代表的なモデルであるM-51の要素は取り入れていないのですか?

宮川:企画段階では正直悩んでいたんですが、フードを取り外したパターンでの着こなしも提案したいなと思っていたので、今回は完全にフードの取り外せるM-65タイプにしました。

完成度の高いブランドには少しの今っぽさを加えるくらいが丁度いい。
004_F-104.jpg

—別注アイテムを製作する際に気をつけているポイントなどはありますか?

宮川:今回のケースで言えば、ブランドらしさを残しながらもファッションとして着やすさを提供していくことは大切にしたいですね。先ほどのディテールに加えて、若干着丈をショートにしているのですが、そうしたシルエットやサイズ感は現代的なトレンドなどを意識していますね。

—モッズコートの着こなしでもトレンドは意識していますか?

宮川:そうですね。昨今の武骨なミリタリーのトップスアイテムをタイトなパンツで着崩して見せるのは今っぽいのかなと思いますね。そうした意味でも〈アルファ インダストリーズ〉との別注アイテムは武骨さをあえて表現するようにしていますね。

005_E-005.jpg

コート 〈ALPHA INDUSTRIES × JOURNAL STANDARD〉 ¥40,000+TAX
ブルゾン 〈Wangler〉 ¥29,000+TAX
カットソー 〈WHITE LINE × JOURNAL STANDARD〉 ¥14,000+TAX
パンツ 〈Cellar Door〉 ¥22,000+TAX
シューズ 〈Vernacolo〉 ¥26,000+TAX
その他私物

現在、フイナムは〈ジャーナルスタンダード〉と連動した企画を配信中! 〈ジャーナルスタンダード〉の公式ページではこちらで紹介したアイテムを使用したスタイリングを公開しています。

titletitle

JOURNAL STANDARDとファッションウェブマガジン「HOUYHNHNM(フイナム)」がコラボレーション企画を連載しています。
共通のキーワードをもとに、JOURNAL STANDARD公式サイトではスタイリングをベースとした世界観を、
一方HOUYHNHNMではHOUYHNHNMらしい視点で切り取ったJOURNAL STANDARD”を表現しています。

bannerbanner