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WHY LOZZa?イタリア最古のアイウェアブランド。〈ロッツァ〉が今、選ばれる5つの理由。

STYLE_スタイリストによる人気・定番モデルかけ比べ。

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137年の歴史を誇るイタリアの国民的アイウェアブランド、〈ロッツァ(LOZZa)〉。今回はフイナムでもお馴染みのスタイリスト梶 雄太さんに人気・定番モデルをかけ比べ、アイウェアを始点にコーディネイトしていただいた。そもそもアイウェアをスタイリングに使うことは?

梶雄太/スタイリスト

1998年よりスタイリストとして活動開始。ファッション誌、テレビの他、広告や映画など活動の場を広げている。俳優、女優をはじめ、性別・世代を越え、オリジナリティ溢れるスタイリングはファッション界、音楽界からも絶大なる支持を受けている。blog.honeyee.com/ykaji



 

時代感が出るから“記号”のように使うと効果的。

:使うといえば、使うね。メガネは良くも悪くも“形で今が出る”でしょう。だから、うまく時代感をズラしたいときに、メガネをずらせば自動的にズレる。例えば、Tシャツとジーンズで、〈ロッツァ〉をかけると一気に今っぽくなるけど、違うメガネをかけて違う時代に見せることもできる。メガネはわかりやすい道具でもあるから、記号みたいな感じで使っています。

人気の“クラウンパント”をどう合わせる?

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VL1902G ¥23,000+TAX
シャツ、パンツ、シューズは私物

梶さんが選んだのは「VL1902G」。“クラウンパント”と呼ばれる、半世紀以上前にヨーロッパで生まれたデザインで、ヴィンテージブームの昨今、人気モデルとなっている。コーディネイトはショートポイントカラーのブルーのシャツにブラックのパンツと、一流企業に務めるビジネスマンをモチーフにしたような自然なスタイルだ。そしてまさかの社員証を持参(!)。

:もう、いい年なんで(笑)、普通のことをやっても自分らしさが出るのがいいかなと思って、“普通のコーディネイト”にしました。そういう意味での“会社員感”。会社員ってわかりやすく区分けされているでしょう。そんなに個性とかを出すものじゃないけど、それでも年齢の経過が普通に出るのがいいかなって。美魔女とかじゃなくて、どう年をとるかが僕の最近のテーマです(笑)。

定番のボストンシェイプは“ゆる目”の外資系。

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VL1896G ¥23,000+TAX
シャツ、パンツ、シューズは私物

続いて梶さんが選んだのは、定番であるボストンシェイプの「VL1896G」。丸みのあるレトロなスタイルは、エッジをきかせたカットでモダンな佇まいに仕上がっている。ボックス型のゆったりしたオープンカラーのシャツにチノパン、足下はスニーカーと、少し“ゆる目”のスタイル。もちろん社員証も!

:メガネってかけると社会性が出るし、歳をとってからの似合い方がある。別に若ぶるのがファッションじゃなくて、年をとるのもファッションだよって思うんです。だから、テーマは同じく普通と“会社員感”なんだけど、こっちのイメージは外資系の割と自由な会社です。

主張の強いクラシックフレームをサラリと掛けこなしてくれた梶さん。最後に〈ロッツァ〉についての印象を聞いてみた。

:イタリア最古って言われると、歴史の重みを感じるよね。できるものなら、〈ロッツァ〉をかけて野球を観に行きたい。で、偉そうにウンチク語っていたら、ファールボールが当たって、自慢のメガネが壊れちゃったりして。それはそれで格好良いと思うんだよね。

デリーゴジャパン

電話:03-6661-9266

www.lozzaocchiali.it