ーブッキングとかって、どうやって決めてるんですか？

「ブッキングはですね、うちの社長が外人のアーティストを全部やるんです。日本人のアーティストは窓口が何人かいますが、みんなでアイデアを出し合って、これどうですか? って持ち寄って、いいものを作っていこうとしてますね。とはいえ、トリを飾るようなビッグアーティストって、数年前から話してるんですよ。すごく長期間でタイミングを見ながらやってるんですね。そういうヘッドライナー級のアーティストをまず決めて、そこからいろんな枠を当てはめていく感じみたいです。」

「でも、日程の相談とかは被らないように社長同士でしてますよ。あのー、フジとサマソニは仲が悪い、とかよく言われるんですけど(笑)、実はすごく仲が良くて。僕らはフジロック大好きだし、フジロックが終わったら、サマソニの方にも来ていただいたりもして。僕は一緒にバスケもやったりしてるし(笑)」

ーそうなんすね。フジロックとサマソニの違いは？

「フジロックはテントを持ってって、思いっきり野外で楽しもう、というとこなんですけど、こっちは東京駅から約30分くらいなので、日帰りで帰れるし、入門編という切り口もありますね。今年はジャズをやっている加護亜依さんや、つるの剛士さんみたいなメジャーでわかりやすい方も出てくれるので、フェスは初めてだけど、１回サマソニを見とこう、みたいな、割と入りやすいものなんじゃないかと思いますね。お笑いとかもふんだんに取り入れてたりとか。女性がメイクできるパウダールームとか、とにかく詰め込もうとしています」

ーフェス初心者にアドバイスするとしたら...。

「サマソニは手ぶらでGO、で大丈夫です。あとは、出演するバンドをある程度予習していくといいかもしれないですね。CDやDVDをご購入頂くのは勿論、myspaceとかYouTubeでもチェックしたり。知ってる曲があるとやっぱり楽しいですから。あと、自分なりのタイムテーブルを作るといいと思います。自分なりの時間割を事前に組み立てとかないと、あそこのステージからあそこのステージまで意外と遠かった、とか、やっぱりあるんで。サマソニは千葉マリンスタジアムと幕張メッセがメインなので、まだ比較的ギュッとしてますけど、やっぱり時間割を作った方が当日スムーズにいくと思います。」

ーなるほど〜。あの〜〜...、実は僕、ラッパーをやってて...。