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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Dying to eat <7>

2010.06.19

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誰しも年齢と共に嫌いになるものもあれば、反対に好きになるものもあるはず。

僕の場合、前者の筆頭は間違いなくスイカで、単に食べ過ぎなのでしょうが今では夏になっても食べたいと思う事はありません。

そして、後者でいうならば嫌いになったものよりも多く、いくつかあるのですが真っ先に思い浮かぶのが「鰻」。

子供の頃はとにかく嫌いで...とは言っても小さい子供が鰻を食べる機会といえばお客さんが来た際に出前で頼むのがメインでしたが、そんな時ももっぱら僕のおひつは「鰻抜き」。そう、ご飯の上にあのタレだけが掛かった僕だけの特製重(笑)。ただ何故か肝吸いだけはすきだったので、もともと素質はあったのかもしれません。

そんな僕でしたからテレビのニュースで土用の日なんてやっていても鰻を食べに行くなんて考えたこともないし、食べたいと思いもしませんでした。

ところが25を過ぎたあたりから急激な変化が僕を襲ったのです。
覚えている限りでいうならば、事の発端は中学からのクラスメイトでよくNYに仕事で来ていた友達が渋谷のスペイン坂にあった「ひつまぶし」を供する店に連れて行ってくれたのがキッカケだったと思います。

そもそも何で嫌いだったかは覚えていないのですが、その飽きのこない食べ方や食感にすぐさま病みつきなったものです。 ただ残念なことにそれからしばくしてこの店は無くなってしまい、以後ひつまぶしを口にする機会がなかったのですが、数年前に名古屋に行く用事があり訪れたのがこちら。
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ご存じの方も多いと思いますが、ひつまぶしの発祥といわれている「あつた蓬莱軒」。

まぁ発祥の由来に関しては諸説あるようですが、一応「ひつまぶし」という名称はこのお店の登録商標だそう。

そして僕がこのお店が大好きな理由は名物のひつまぶしはもちろんですが、白醤油におろし生姜を落として頂く「しらやき」や、お持ち帰り文化たる所以なのか、都内の老舗でもこんなには出てこないだろうという「肝焼き」。
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どちらも真打ちの登場まで待ちわびることなく、酒の肴として楽しませてくれる逸品。
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もちろん肝心の「ひつまぶし」も言うことなし!
比較的関東の鰻よりもカリカリとした食感も食欲を誘います。

そしてここの良いところは鰻とご飯をそれぞれ別に大盛りにできる事。お友達と行かれる方は、鰻とご飯を大盛りにしたものをひとつ注文して、あとは酒の肴を注文する事をオススメします。

あ、ちなみにこのお店、名古屋市内に3店舗あり、熱田神宮から5分程のところにある本店、そしてその熱田神宮のとなりにある神宮店、そして今日写真を掲載した松坂屋店とありますが、全店舗訪れてみた結果としては松坂屋店が一番かなと。

「え、なんで本店じゃないの?」なんて言われそうですが、確かに趣はあるのですが個人的には老舗の人気店の本店にありがちな比較的非礼に感じがちな接客態度がどうにも肌に合わず、神宮店は親切なのですが2階席の客単価に反比例する雑多な感じに馴染めないというのが主たる理由。

その点、松坂屋店は店内も接客態度も百貨店内にあるだけあって親切・丁寧。

それが理由かどうかはわかりませんが、お味も他店と比較してとても美味しく感じるのは決して気のせいではないと思います。やはり味覚とは視覚や聴覚と連動するものだと言うことを改めて気付かせてくれるでしょう。

あれ?何かこういう書き方をすると僕が綺麗な所でしか食べられないように思われてしまっても困るので、明日はそのあたりを証明できればと思います(笑)。

ちなみに松坂屋の地下にはお持ち帰り専門店もあるようなので、出張には行くけれど食べに行く時間がないと言うか方はトライしてみてはいかがでしょう。

間違いなく、あなたの死ぬまでに食べたい逸品になることと思います。

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