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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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What's reality?

2010.07.01

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「ヴァーチャル・リアリティー」という言葉を聞かなくなって久しい今日この頃。

やれ「テレイグジスタンス」だ何だっていう書籍が平積みになっていて、本当の所「何の事やらサッパリ」って思っていた御仁の中にも、きっと近い将来異性との交わりもゴーグルをするだけで体感できるなんて信じていた人も少なくないのでは?

もっともその辺りが結構クローズアップされていたものもあったので、信じていた人が悪いというわけではありませんが...(笑)。

でもあれから10年以上の年月が経ち、ブロードバンドやWi-Fiが恐ろしく進化し続ける今、ハードディスクの容量は「それ何の単位だよ!」とツッコミを入れたくなるような大容量になり、壁掛けTVやTV電話(Skypeに携帯)ももはや当たり前か既に使わない機能と化し、あっという間に浸透した映画やTVの3G & 3D化の現状を見ていると、人はそこまで「リアリティー」にこだわるのかなと思うのも確か。

その反面、ゲームの人気ソフトを見ていると決して画像のスゴさを全面に出してしるものがバカ売れしているわけではなく、面白いコンテンツと映像の美しさは必ずしも比例しないと言うこ事実もまた面白く、この手のジャンルの映画が急激に減ってきたのも、この辺りの事情も関係しているのかなと思うわけです。


この作品のオリジナル第1作目が公開されたのが1984年。
下手をするとまだ生まれていないフイナム読者も大勢いるのではないでしょうか(汗)。その後2003年までに通算8作にもなるシリーズ化を果たした超人気作のリメイクにしては正直お粗末。

というよりは、実は「リアル感」と「リアル」との差が一番出やすいのがホラー映画なんだなという事に気付かされました。要はテクノロジーが進みPR活動も舞台裏を多く見せて興味をそそらせるという手法を用いすぎたために、「どうやって撮ったんだろう?」から「あぁCGね」なんていう食傷気味の現代社会には向かない題材なのかなと。

もちろん知ってか知らずか、最新技術をあまり多用しないよう心掛けているのは感じ取れる場面も多いのですが、そうすると今度は逆に古ぼけて見えてしまったり...

何か物語にでてくる時代背景と登場人物の常識や心理的にも、ストーリーに無理がある気がするのです。

☆☆☆☆☆

iPod片手に高度なホーム・セキュリティーシステムの中に住んでいる現在を舞台にしてるからか、ビックリはするけど全然怖くない。

そう考えると「パラノーマル・アクティビティー」のようなホームビデオ風のものの方が、僕らが子供の頃に観終わったあとに怖くて眠れないなんていう妙な「リアル感」に近いのかもしれないと、遅まきながら気付いてみたり...

まだまだ僕の一番苦手なジャンルにはかわりありませんが、最近少し慣れてきたようです。

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