Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Feels like flying...
2010.10.03
「アバター」が公開されてからもうすぐ1年。
あの独特の世界観は好き嫌いや良し悪しは別として世界中を魅了したと同時に、今までは結局普及せずにテーマパークのアトラクション的な要素でしかなかった3Dを確実に普及させた原動力である事は間違いありません。
それ以降は様々な3D作品が公開され、その特有の立体感を使ってうまくごまかした作品や、話も映像もまったく飛び出てこないどうしようもないものもあるかと思えば、その技術を余すことなく活用し、かつ本題である内容までもが優れた作品も数多く誕生しました。そして先月公開された「THE LAST MESSAGE 海猿」は邦画初の3D作品となりました。
ドッグ・イヤー(Dog Year)、つまり人間の7倍のスピードで成長いていく犬のごとくその技術の進歩には目を見張るものがありますが、我々人類は確実にこの分野に於いてそれ以上に進化を遂げているのを実感できるではず。
折しも月末からは未公開部分を付け足した「アバター特別編」が公開されますが、間違いなくそれが霞んで見えるほど、この作品は遙か先に進んだ事を証明してくれるでしょう。
あ、テクニカルなことは方法論や結果論であって、もはや受け手の感情までもが飛び出て(正確にはスクリーンに入り込むのか?)も不思議ではないほど素敵な作品です。
「ガフールの伝説」
ヤ、ヤバイっ!
とにかく美しいというか、リアリティを追求した...なんて単なるまどろこしい戯言に聞こえるかのような映像美!
大抵こういう場合はそればかりに注目が集まって、肝心のストーリーがおろそかになるものですが、この作品に於いてはそんな心配は無用。単に最新の3Gや3Dといった技術を超越したものがそこにはあります。
だって、間違いなく画面に映し出されていたのは本物のフクロウ達だし、様々なシーンにおいてまるで自分がフクロウになれること間違いなし!
この「なりきり感」はアクション映画やヤクザ映画の比ではありません(笑)。絶対に自分が伝説のフクロウの勇者たちの一員になった達成感に満ちあふれられるでしょう。
★★★★★
いやぁ...こんなもの観て育った子供達はどうなっちゃうんでしょうね?
比較的家族向けとか、子供に人気のある作品も観るように心掛けてきましたし、実際面白いものはいくつもありましたが、こればかりは完全にヤラれちゃいました(笑)。
エンディングロールが流れた瞬間思った事。
それは「トイレ休憩を挟んで次のストーリーを続けて観たい」という思いでした。
実にお見事!
世界中の子供達が原作に魅了され続けている理由以上のものがそこにはありますし、いい歳した大人が観る事に価値があります。
...っていうか、これケチって2Dで観たら絶対損しますよ(笑)。


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