Homy...

2011.03.07

初めて海外の家庭に泊まったのは17歳の時で、ドイツのミュンヘンという街でした。

ちょうどミラノに移り住む前に母親が日本の大学を卒業して奨学金で留学していた街に立ち寄りたい（未成年だったので当時は僕独りではアパートメントの契約ができなかったのです）という事で、当時のホストファミリーを訪ねた時が最初だったはず。

ちなみにここの息子さん（って言っても今は50過ぎてると思いますが）は僕が小学生の頃に日本に来てウチに泊まっていた事があるので数年ぶりの再会だったのですが、週末にハンブルグの自宅から両親の住む実家までわざわざ来てくれたものでした。

実は当時何を食べたかどんな話しをしたかは全く覚えていませんが、一番印象に残っているのは飲み物を冷やさないという事。スーパーで買って来た飲み物も冷蔵庫に入る事なくそのままキッチンにおいてあるんですよね...

もちろん氷なんてない（作らない）し、そもそもビールを含めて飲み物が冷えていた試しがない。曰く身体に悪いからだとか。

で、冷えたのが飲みたいというと「じゃあ外に出しておけばいい」と。確かに当時は9月とはいえ結構寒かったので実際外に出しておくと結構冷えてたんですが、何か釈然としなかったのを覚えています（笑）。

これと同じで今日の映画も仕事帰りに旦那が市場で大振りの魚を買って中華鍋を使って丸ごと揚げるなんていうのは、日本の家庭では（別にそれが奥さんであったとしても）普通には考えがたく、こういう所でカルチャーショックって感じるものなんですよねぇ...

とは言え、感心したのはそれくらい。

実話に基づいているとは言え今ひとつピンと来ないし、'97年当時とは言え車2台を盗んだだけで死刑って、イメージだけでいうなら'89年の天安門事件と何も変わっていない感じには驚くのですが、何せ暗い。

個人的にはまったく動かされるところなし。

☆☆☆☆☆

しかし期待はずれな映画が続くと結構凹むんですよねぇ...（笑）。

今週は結構厳しそうですが、今週は土曜まで新作がないので吟味して観たいと思います。