Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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2011.04.02
初めてマリオ (テスティーノ) に出会ったのは今から17年ほど前。
ウエストブロードウェイにあるギャラリービルのエレベーターホールでの事でした。
VISIONAIREの12号発刊パーティーに白いスーツにパステルブルーのシャツで颯爽と現れた姿を今でも鮮明に覚えています。
当時の彼はすでに売れっ子として活躍していて、僕はちょうど今の会社を興して日本への輸入を始めた思い出深い号でもあります。もっともNYではインターンの真っ只中だったので、その時は彼との面識すらありませんでしたが(笑)。
でもそれがその数年後にエージェントになるのですから、世の中不思議なものですよね。
それはさておき、その頃から撮影で飛び回っていた彼がロスにいる際のファクスの宛先は決まって同じ名前のホテルでした。今でこそ世界中デザインホテルブームでモダンでお洒落なホテルが沢山ひしめいていますが、当時のNYでも1軒あるかないかの頃ですから、そのどうにも古ぼけたとはいえ有名チェーンとは一線を画した名前をとても良く覚えています。
"Chateau Marmont"
1929年に高級アパートメントとして開業したものの、家賃が高額すぎたために2年後の'31年にホテルとしてリニューアルして以来、世界中のセレブの心を掴んで離さない、そして今日の作品の舞台にもなったホテルの名前です。
僕もここ数年は常宿にしているのですが、何から何まで主人公と行動パターンが同じで思わずニヤニヤしっぱなしの98分。
泊まっていた部屋からやる事なす事すべて同じで、おまけに主人公がミラノに行った際に泊まったホテルまで僕が20年以上前に初めてミラノに行った時に泊まった "Principe di Savoia" で逆に驚いたほど。
違った事と言えばヘリコプターの行き先とフェラーリくらい (笑) 。
だからと言う訳ではありませんが、全体的に共感できると言うか、特にお洒落でも何でもない日常をああいう形で切り取る事が出来るんだなぁと思えるある意味不思議であり、素敵な作品でした。
★★★★★
どちらかと言えば彼女の作品は好みではないのですが、ソフィア・コッポラの作品では一番好きかなと。ただそれよりも「あぁこれで世界中からマーモントに人が大挙して訪れるから泊まりにくくなるんだろうなぁ...」って事が気になって気になって(笑)。
今年は長期滞在しようと思ってたんですけどねぇ...
だから正直今でもこ彼女がMarmontで撮影した事を快く思っていませんが、逆に言うなば、このホテルじゃなきゃ成立しなかった作品だったのも事実だと思いま
す。
どうやら早急に策を練らなければいけないようですね (苦笑) 。
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