Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Disappointment...
2011.05.11
「一点豪華主義」って聞いた事ありますか?
その昔、バブルの頃かそのちょっと前に流行った言葉で、文字通り大してお金もないし服装もTシャツにデニムなんだけど時計だけはロレックスだったり、財布がヴィトン的な。
いまでこそ普通のスタイルとして定着している感もあるけれど、昔は真逆な捉えられ方だったのですが、いずれにしても案外良く見えてしまうあたりはブランド品の持つ力だとも言えるし、それをさりげなくまとめられる持ち主のセンスともいえるのですが...
でも案外これって映画にも共通する言葉だと思うんですよね(笑)。
「ブラック・スワン」
ごめんなさい。正直期待ハズレでした。
...っていうか、数時間前に観たはずなのに、今となってはどんな話しかも覚えていないほど印象に残っていません。
いや、確かにナタリー・ポートマンは良いんですよ。主演女優賞を獲ったのも納得。でも正直な話し、今年度のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたうち、作品賞も同時にノミネートされている作品っていうのは先日の「キッズ・オールライト」とこの「ブラック・スワン」の2作品のみ。
もっと言えば作品賞にノミネートされた10作品のうち女優さんがメインになっている作品はわずか3作品(うちウィンターズ・ボーンだけ未公開)しかないんですよね。
何が言いたいかと言うと、冒頭の話じゃないですけれど結局はバランス感覚なのかなと。主演女優の迫力というか演技力だけが良くても肝心のお話が良くないとどうにもならない的な。
そう言う意味では、ナタリー頼みの雑な作品。
ネタばれしない所で言うならば、あんなに特異な母娘像を描いている割にはその要因の一端であるはずの父親に触れる事がないから主人公の人物像が実に薄い。特にクライマックスに近づくにつれてその雑さが目立ちます。
☆☆☆☆☆
当初の金曜日公開を繰り上げて水曜のレディースデーにぶつけて来たあたりに狡さを感じますが、配給さんもよっぽど自信がなかったか、公開初日の観客動員数を水増ししたかったのかな?と勘ぐってしまうのは僕だけでしょうか?
とは言え、映画なんてあくまでも観た人の主観でしかありませんし、実際に絶賛している人も多数いるので、いつもの如く、僕の他の記事も読み比べた上でフィルタリングツールとして活用してもらえればと思います(笑)。
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