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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Queen of Pop!

2012.02.09

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今から30年近く前の小学6年生後半には、オタクDJのハシリに属するであろう当時の家庭教師が作ってくれたMIXテープ(テープが何だか分からない人は各自ググって下さい)を聴き、その影響をモロに受け中学の入学祝いに買ってもらったステレオセットには1200MkII(この時は1台だけ)にBOSEの101MM、そしてまだ逆輸入しかなかった(それでもようやく出て来た)クロスフェーダーのVesta小僧DSM-310なんてシステムから始まった僕のオタクDJ人生。

あれから何枚のレコードを買い、譲り、買い直したかは定かではありませんが、買ったMkIIはトータル6台、今では最後にNYで買った2台とUreiの1620というシンプルなセットが手元に残っているのみ。もっとも後半は新品もしくはジャケット・盤ともにミントコンディションの12inchのみを集めるという、厄介で神経質なコレクターになってしまいましたが、一番最初に買った輸入版は Wham の"Club Tropicana"という曲で、今はなき渋谷のCISCOで買ったのを鮮明に覚えています。

当時はまだMTVとかPVなんて簡単に見られなかったので、店頭やタワレコで買ったビルボードのチャートを参考にしたりしていましたが、実は最近初めてYouTubeでPVを見たら、そこにはVillage Peopleの再来のようなジョージ・マイケルが白のビキニで横たわりながら歌っている姿に爆笑した次第。

もちろん曲は今聞いてもとても好きですが、同じくこの当時印象に残っているのはマドンナの"Like a Virgin"。

彼女のメジャーデビュー2枚目のアルバムからのシングルカットで、多分日本で話題になったのはこの曲が最初だと記憶していますが、それ以上に思い出に残っているのはそのタイトル。

公立小から私立中に入った子供が最初に習う英語なんて "This is  a pen" や "I like you" 的な簡単なセンテンスですが、受験勉強をしながら聞いていた深夜ラジオで耳年増になっていた自分からしたら、モンローの再来的なキャッチコピーにあのPV見せられたらもう完全なる誤訳で「処女が好き!」なわけですから、そりゃ大はしゃぎ(爆)。

これはあえなくその危機を察した父親に訂正されましたが、その後順を逆にして最初のアルバムを聞いたり、ショーン・ペンの前の恋人であったJelly Beanとの共作の"Sidewalk Talk"なんかは今でもお気に入りですし、実際ほとんどのアルバムは買っていましたし'90年にリリースされた"The Immaculate Collection"は音質ともに最高のベストアルバムだと信じて疑いません。

そして何よりも僕が彼女の楽曲で好きな所は、その発音の美しさ。
前述の"The Immaculate Collection"を聞いてもらえればわかりますが、本当に聞き取りやすい英語で、ずっと長い間それが彼女が世界中で受け入れられる理由の一つだとも思っていましたし、どんな過激な言動やファッションをしようともそこに拠り所というか気品を感じたものでした。

ただ時代と共に下からの突き上げも始まり曲調にも変化が出てきた90年代半ば辺り、特にリミックスをJunior Vasquzが手掛け出したあたりから本来の彼女の良さが消えてしまった感じがしてあまり聞かなくなってしまいました。その反対にそれまではメジャー過ぎてそこまで好きではなかったMJでしたが、ある意味王道からは外れずに、かつDef Mixにリミックスを委ねた品の良さに個人的には軍配が上がってしまった感じになっていったのです。

そんな彼女が先日行われた2012年のスーパーボールのハーフタイムショーに出演したのですが、皆さんはご覧になりましたか?

オープニングからのシルク・ド・ソレイユもさる事ながら、スラックライニングや3Dマッピングなんかの演出を交えながらの13分弱のそのショーはまさに身震いなくしては見る事ができないくらいで、エンターテインメント真骨頂ともいえるその様は自分の年代にはグッとくるものがあったのです。


口パクやらM.I.A.のFワードに中指立てなんかが話題になっているようですが、そんなものはどうでもいい。

試しに'93年のMJのハーフタイムショーからエアロスミスもプリンスもマッカートニーもU2も去年のブラック・アイド・ピーも全部含めて見てみましたが、今年のマドンナのやつがエンターテインメントとして一番完成度が高かったと思いましたし、他はほぼ口パクじゃないしMCなんかも入ってるんだけど、実際これって全世界でテレビ放映されて即日勝手に動画配信されるって事を考えると、マドンナのやり方は正しいと思うし、技術の進歩以上にエンターテイナーって感じにグッと来て何度も繰り返しで見ている次第(笑)。

これでQueen of Pop に返り咲いた感はあるな...っていうか、少なくともあなた達とは格が違うのよ的なものを見させられた事は間違いないでしょう。ただ試しに翌日に全世界のiTunes Storeの売上げをチェックしたら思ったほどではないのは意外でしたが、3月のニューアルバムの発売が今から楽しみになってきたのは僕だけではないのでは?

ちなみに個人的にはドラムラインからLike a prayer の流れが特に好きですが、まだご覧になってない方は御年54歳の野田総理やソフトバンクの孫さんと同級生の彼女の勇姿をこの機会に是非!

そういえば当時原宿のA STORE ROBOTに黒のラバーバンド買いにも行ったなぁ...(懐)。

Let's strike a pose!!!

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