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Special Interview BEDWIN & THE HEARTBREAKERS × adidas Originals ベドウィン & ザ ハートブレイカーズの次なるビッグプロジェクト、始動。

2013.09.09

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コラボレーションはやり方によっては面白い化学反応が起こるもの

-ジャージ素材のトリップスターはかなり衝撃でした。

渡辺: そうですよね。実はジャージの素材で「トリップスター」を作るという話は前にも出ていたんですよ。でもジャージの素材といっても、別に〈アディダス〉のジャージが使えるわけでもないし。だから、うまくいかないんじゃないかってなって。だけど、今回の機会をもらってチャレンジしてみようよって言ったら、意外とうまくいったっというか。シルエットの出し方とか、ジャージ特有の生地の落ち感とかもあるんで、そこをどういうふうに料理していこうかなんて思ったんですけど、仕上がりはとてもいいですね。〈ディッキーズ〉とはまた違う味が出せたっていうか。

-とにかくラクでお洒落なパンツですよね。今までも十分お洒落でしたが、まさかジャージとは。

渡辺: そうですよね、さらに着心地が良くなりました。〈アディダス オリジナルス〉の方たちから「3本線が入ったトラックスーツもカッコいいんですけど、それを着こすのはなかなか難しいんですよね」っていう声が挙がっていたので。〈アディダス〉で働く人たちの勝負服を作っていけるか、そこも自分の中ではチャレンジでしたね。あと、〈アディダス オリジナルス〉の中には、ブルー、レッド、グリーンとか、いわゆるヘリテージの色がいくつかあるんですけど、それが逆に〈ベドウィン〉では使ったことのない色だったりするんですよ。カラフルな色使いはパンツだと出しづらいっていうか。でも〈アディダス〉とやるからこそやってみる価値はあるかなと思いました。

-すごく楽しんで出来たわけですね。

渡辺: そうですね。昨年〈ステューシー〉ともコラボレーションさせてもらいましたが、昔は意味の無いコラボレーションがすごく多いなと思っていて、自分としてはあまり興味がなかったんです。でも〈ディッキーズ〉や〈ステューシー〉とのコラボもそうだし、〈アディダス オリジナルス〉とのコラボもすごく楽しくて。だから今はコラボレーションってやり方によっては面白い化学反応が起こるもの、だと思ってます。

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-ジェレミースコットや倉石さんのラインなど、〈アディダス オリジナルス〉を代表するラインがいくつかありますが、一緒に並んだ感想はどうですか?

渡辺: 並んでるという意識はまったくなくて、ただジェレミーさんが作るモノづくりと倉石さんが作るモノづくりとは全く違うと思うんですよ。自分たちがいつも大切にしているシンプルな部分やベーシックな部分を表現したかったというか、自分らしいモノが作れればいいかなって。だから他と比べてどうとかは全然気にしなかったですね。例えばジェレミーさんの服を着てクラブに遊びに行く子たちはすごく面白いなと思うし、ジェレミーさんてきっとこういう人なんだろうなって想像できます。倉石さんはすごくモノにこだわって、色んなディテールを足していくデザイン方法で。ひとつの原宿的な要素でもあり、キッズたちがそれを着ているとすごく似合うなって思うんです。僕たちの場合、ちょうど自分たちと同じ30~40代の人たちが楽しんで、気持ち良く服を着れたらなと思っていて。だからジャージ素材のネクタイとか、自分なりに大胆なことはやったつもりでいます。

-(笑)。そこで勝負するフィールドではないですからね。

渡辺: はい、自分たちのフィールドで、如何に〈アディダス オリジナルス〉と面白いことができるかってことですよね。ただ彼らと同じラインに並んだところで見せることができたのはすごく光栄に思っています。

-実際〈アディダス オリジナルス〉と一緒に同じラインでやるってことは、世界的にブランドととしても広告効果があると思うのですが。

渡辺: そうですね、もう既にドイツやイギリス、アメリカもそうですし、香港とか、色んなところにいる友達からフィードバックが来ていて、やっぱり〈アディダス オリジナルス〉の発進力、影響力はすごい大きいんだなと感じてます。

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