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3人のクリエイターが語るNew Era®製バックパックの真価。CASE03. ミタスニーカーズ 国井栄之

Thinking about Backpack. CASE03. mita sneakers Shigeyuki Kunii

3人のクリエイターが語るNew Era®製バックパックの真価。CASE03. ミタスニーカーズ 国井栄之

ヘッドウェアブランドとして世界中にその名を轟かせる〈ニューエラ(New Era®)〉。実はバッグのデザインにおいても、その秀逸なクリエイティビティが活かされているのを知っていますか? シンプルかつモダンなルックスを持ち合わせながら、実用性に関しても抜かりのないバッグの数々は、現在多くの人々に愛用され、街角でも見かける機会が多くなりました。そんな〈ニューエラ〉のバッグを3人のクリエイターが検分。彼らの目に、このアイテムの魅力はどのように映るのでしょうか? 全4週に渡っての連載となる当企画。3週目に登場するのはスニーカーフリークたちが愛してやまないショップ「mita sneakers(ミタスニーカーズ)」の国井栄之さん。人気ドメスティックブランド〈WHIZ LIMITED(ウィズリミテッド)〉とのコラボレートアイテムについて語ってくれました。

  • Photo_Naoto Hayasaka[Y’s C]
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Jun Nakada
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国井栄之 / ミタスニーカーズ クリエイティブディレクター

1976年生まれ。1996年、上野にあるスニーカーショップ「ミタスニーカーズ」に入社。その後、クリエイティブディレクターに。さまざまなブランドとのコラボレートや別注を手がけ、日本のみならず世界中のスニーカーフリークから注目を集める存在。

〈ニューエラ〉のバックパックは機能もデザインもちょうどいい。

ー国井さんは普段どんなバッグを使っていますか?

国井:バックパックですね。仕事でサンプルやパソコンを持ち歩くことが多いので。それこそ〈ニューエラ〉の〈ヨウジヤマモト〉とのコラボレートモデルを使ってますよ。

ーバックパックにはどんなことを求めますか?

国井:デザイン的にミニマムなもの。あとは耐久性ですね。機能に関しては、実用性があればいいんですが、過度なものは求めません。というのも、結局使いこなせないことがほとんどなので(笑)。

ーなるほど。そういった点を踏まえた上で〈ニューエラ〉のアイテムを使っているわけですね。

国井:そうです。〈ニューエラ〉は機能やデザインにおいて、オーバースペックではなく実用的でちょうどいいんです。デザインも機能もバランスが取れていて、タウンユースにすごく向いていますね。

ー国井さんは普段から黒い服やアイテムをよく着用されているイメージがあるんですが、私物のバックパックもブラックですか?

国井:ブラックです。普段の生活のなかで選択肢を減らしたいんです。相変わらず朝が苦手なので、トータルで纏めておけばその日に履くスニーカーも迷わないじゃないですか。今日はバーガンディーを着ていますが、普段は全身真っ黒のときも多いです。そんなコーディネートに合うバッグを考えたときに、やっぱり黒が真っ先に思い浮かぶので。

〈ニューエラ〉はライフスタイルに寄り添った印象。

ー国井さんは〈ニューエラ〉というブランドに対してどんなイメージを持っていますか?

国井:キャップはもちろん、こういったバッグをリリースしているのも然りですが、〈ニューエラ〉ってアパレルもあるんですよね。ぼく自身、キャップも服もバックパックも日常で使っているので、自分にとっては本当に身近な存在なんです。

ーお仕事以外でも使われることはあるんですか?

国井:ぼくが入っている草野球チームでは〈ニューエラ〉のキャップを被っているんですよ。だからスポーツシーンではおなじみですね。あと、これは仕事になってしまうんですが、国内の出張に行く際はキャリーケースも〈ニューエラ〉ですね。

ーかなりのヘビーユーザーですね。

国井:そうですね。だから一般的なイメージとしてキャップブランドの認知が高いと思うんですが、ぼくはそれに加えて、ライフスタイルに寄り添った印象が〈ニューエラ〉にはあります。

ー国井さんの専門分野であるスニーカーとの親和性に関しては、どうお考えですか?

国井:「ミタスニーカーズ」に来店されるお客さまが〈ニューエラ〉のキャップを被っていることが多いですし、スニーカーと色を合わせてコーディネートされている方もよく見かけます。だからスニーカーと〈ニューエラ〉って、ファッション面における相性も抜群だと思います。

下野くんらしいチューニングが魅力。

ー今回国井さんには〈ウィズリミテッド〉とのコラボモデルを背負ってもらいました。このアイテムをご覧になられた第一印象を教えてください。

国井:スエードを使っていたり、金具のパーツが多くて、素材使いが贅沢だなと。それなのに値段は1万8千円とお手頃。そのギャップにすごく驚きました。コストパフォーマンスがめちゃくちゃ高いな、と。

ー確かに、見た目やクオリティーの高さに対して、プライスはかなりのお得感がありますね。

国井:これはぼくの憶測にしか過ぎないんですが、〈ウィズリミテッド〉がコラボレートするときって、何かしらの意味があるからだと思うんです。今回の場合、自分たちでバッグを生産する背景を持っているにも関わらずコラボレートをしたのは、デザイナーの下野くんが〈ニューエラ〉のバッグパックの機能性と実用性に惹かれたからなんじゃないかと、ぼくは思います。実際に下野くんが〈ニューエラ〉のバッグを背負っている姿を何度も見かけているので。

ー普段、デザイナーの下野さんと親交があるんですね。

国井:ありますよ。それにこのアイテムはすごく〈ウィズリミテッド〉っぽいですよね。スエードや金具の素材の使い方で、モダンとクラシックを上手にブレンドしている。どちらかというと〈ニューエラ〉のバックパックにはテクニカルなイメージがあったんですが、そこに新たな要素を足すことでより〈ウィズリミテッド〉らしいプロダクトに昇華しているなぁ、と。さすがですね。

ー国井さんは〈ウィズリミテッド〉というブランドに対してどんなイメージを抱いていますか?

国井:ブレない芯を持った上で、シーズン毎に違うアプローチを見せてくれるブランドですかね。普段一緒にいることもよくあるんですが、下野くんのライフスタイルがしっかり反映されているんです。そのときの関心ごとをクリエーションに落とし込んでいて、コレクションを見るたびに驚かされるというか。

ーなるほど。

国井:あと、装飾美と機能美のバランスを取るのが素晴らしいですよね、下野くんは。どちらかが突出してしまうと一気に偏ってしまうんだけど、下野くんが手がけるアイテムはどれもチューニングが巧みで、ファッション的であって実用性も兼ね備えている。だからすごく魅力的なんです。

〈ウィズリミテッド〉と〈ニューエラ〉のアイデンティティーが共存。

ー実際にこのアイテムを使ってみていかがでしたか?

国井:安心感がハンパないですね。色がブラックで自分の好みにハマるので。あと、やっぱりデザインがいいです。シンプルすぎないというか、先ほどの素材使いであったり、〈ウィズリミテッド〉らしい刺繍のアクセントが入っていて、単体としての個性もある。それでいて、〈ニューエラ〉のバックパックの特出的な特徴も残っていますよね。

ー機能的な部分に関してはどうでしょうか?

国井:キャップ用のコンパートメントが入っているのがいいですね。出張のときとか、いくつかキャップを持っていくときがあるんです。そういうときにこういう収納があるとうれしいし、中で形が崩れないようにプロテクターが付属されているあたりにキャップブランドならではの魅力を感じます。それに、このプロテクターがあることによってバッグ自体のシルエットもキレイに保てますよね。

ー国井さんご自身はこういった筒型のバックパックを使うことが多いですか?

国井:そうですね。荷物をガバッと入れたいので、比較的容量が入る筒型が多いです。仕事柄、いろんなブランドとのミーティングがあるので、常に何足かスニーカーを持ち歩く機会も多いんですよ。だから、これくらいしっかりと容量があるとすごく助かります。このアイテムはPC用のホルダーもあるので安心ですね。

ーサイズ感に関してはどうでしょうか?

国井:ちょうどいいです。しっかりと容量が入りつつ、タウンユースに向けたサイズ感に抑えられている。「どこ行くの?」ってならない大きさですね。

ー最後に、国井さんのライフスタイルの中で、このバックパックはどんなシーンで使えそうですか?

国井:やっぱり仕事ですかね。普段から荷物が多いので、デイリーユースなアイテムだと思います。それに出張のときなんかも使い勝手がよさそうです。カラーがブラックだから、いつも真っ黒な格好をしている自分のスタイルとも相性がいい。どこをとってもいい感じです。

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