HOUYHNHNM

FEATURE|My Jeep®, My Life. ボクとJeep®の暮らしかた。 vol.08 「ファットバイクで駆け抜ける冬の雪道」

ボクとJeep®の暮らしかた。  vol.08 「ファットバイクで駆け抜ける冬の雪道」

My Jeep®, My Life.

ボクとJeep®の暮らしかた。 vol.08 「ファットバイクで駆け抜ける冬の雪道」

生誕75周年を迎え、アメリカが生んだSUVの代名詞的存在として、クルマ愛好家のみならず幅広い人たちに愛される〈ジープ(Jeep®)〉。このクルマを相棒に、各界で活躍するクリエイターたちが冬のアクティビティに挑戦します。全4回に渡る本連載の記念すべき第1弾は、雪山でファットバイクにチャレンジするため、スタイリスト・岡部文彦さん、〈ハーフトラックプロダクツ(HALF TRACK PRODUCTS)〉のデザイナー・土屋雄麻さんを引き連れ、長野県伊那市にあるバイクショップ「CLAMP」の武村信宏さんのもとを訪ねました。

  • Photo_Kazuhiko Tawara
  • Styling_OkabeStyleLAB.
  • Creative Director_Noriaki Kaneda(Kitchen and Company)
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Jun Nakada
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

長野県伊那市に向けてさぁ出発!

12月某日早朝、外は冷たい空気に覆われ、吐く息が白くなって姿を現すほど。そんな中、都内某所に集まったのは、アウトドアの造詣が深いスタイリスト・岡部文彦さん、ユニークな視点でモノづくりを行なう〈ハーフトラックプロダクツ〉のデザイナー・土屋雄麻さん、そして我らがフイナム編集部・中田 潤の3名。目的は長野県伊那市にあるバイクショップ「CLAMP」の武村信宏さんのもとを訪ね、雪山でファットバイクに挑戦するためです。挨拶を済ませた3人は、早速〈ジープ®〉生誕75周年を記念する「ラングラー アンリミテッド アニバーサリーエディション」に乗り込み、一路長野へと向かいます。

ファットバイクってどんなバイク?

途中休憩を挟みながらの3時間のドライブ。中央自動車道を伊那ICで降りて「CLAMP」へ辿り着いた頃には太陽が燦々と降り注いでいました。雲ひとつない快晴に、メンバーのテンションも徐々に高まってきました。

エントランスで武村さんが3人を出迎えてくれます。

「おはようございます! ようこそCLAMPへ! 店長の武村です。今日はよろしくおねがいします!」(武村)

挨拶と自己紹介を済ませショップの中に入る一行。倉庫のような広い店内には、自転車はもちろん、アクティビティをサポートするウェアやアウトドアグッズ、そして古道具までが並び、店主である武村さんのセンスが凝縮されています。なかにはコスメを置いていたり、コーヒーを飲むスペースもあるので、子供から大人まで、自転車やアウトドアを目的としていなくても楽しめるお店になっています。

そんなショップの一画で、今回挑戦するファットバイクについて説明を受けるメンバーたち。そもそもファットバイクとは、どんな自転車なのでしょうか?

「タイヤが太いこのバイクがファットバイクですね!」(中田)

「そうです。始まりはアメリカの寒冷地、ミネソタ州の自転車乗りが雪のなかでも乗れるバイクとして開発されたものになります。雪の上では通常の細いタイヤだと沈んでしまってペダルを漕いでも回転しないんですが、このタイヤは太くて空気を低圧に設定しているので、乗ったときに接地面が広がるんですよ。そうするとしっかりタイヤが雪に食い付くので、雪道でも安心して走ることができるんです。ちなみに雪道だけじゃなく、砂浜でも乗れますよ!」(武村)

「なるほど、そうなんですね」(土屋)

「見た目のゴツさに対して、重量が軽いのも魅力です」(武村)

「本当だ、めちゃくちゃ軽い!」(岡部)

「そうでしょう? だから普通の舗装道路でも乗れちゃうんです。なによりタイヤが太いぶん乗ったときの安定感が抜群で、恐怖感を感じないと思います。だから女性にもおすすめ。フワフワとした乗り心地も気持ちいいんですよ」(武村)

「ラングラー アンリミテッド アニバーサリーエディション」にファットバイクを載せて鹿嶺高原へ出発!

ファットバイクに関する知識を得たメンバーたちは、今回アクティビティに挑戦する場所を地図で確認します。

「今回はどこでファットバイクに乗るんですか?」(岡部)

「ここから車で1時間弱の場所にある鹿嶺高原になります。アルプス山脈に囲まれた、素敵な景色を望めるところなんです。ちょうど先日雪が降ったばかりなので、コンディションもきっといいはず。絶好のファットバイク日和ですね!」(武村)

武村さんがそう話す鹿嶺高原は標高1800メートルの場所にあります。高台では360度のパノラマビューを楽しめ、中央アルプス、南アルプス、北アルプスを一望できるのが魅力。そこでファットバイクを楽しみながら景色を眺める予定。というわけで、早速クルマのリアシートを倒して、ファットバイクをクルマに積み込んで目的地へと急ぎます!

雪道で力強い走りを見せる「ラングラー アンリミテッド」。

ファットバイク3台とその他のギアを載せた「ラングラー アンリミテッド」。たくさんの荷物と3人の大人が乗っていても走りは軽快そのものです。先導を切る武村さんのクルマを追いかけながら、グングン前へと進みます。

「パンパンに荷物を積んでいてのこの走り、調子いいですね。運転していて気持ちいいです」(中田)

「このクルマ、快適だよね。エンジン音も静かだし。雄麻くんもプライベートでラングラーに乗っているんだよね?」(岡部)

「そうですね。ぼく自身アウトドアが好きで、キャンプはもちろん、冬はスノーボードもやるので、やっぱり〈ジープ〉がいいだろうな、と。ぼくの奥さんもこのクルマを気に入っていて、よく乗っているんですよ。知人に褒められるって言ってました(笑)。こういう武骨なクルマっていま少ないし、だからといって古めかしい感じもないのがいいですよね」(土屋)

クルマの走りと同様、3人のトークも軽快に進みます。

「やっぱりジープは男の憧れだよなぁ」(中田)

「実はぼく、日本車が好きなんです。なぜかというと壊れにくいから。でもこのジープは日本車以上にタフそうだし、すごく惹かれる。ゴツい見た目に反して、インテリアが繊細なところもいいなぁ。雄麻くん、乗っていてどう?」(岡部)

「すごくいいですよ。まず音楽を聴いているときの音がすごくいいんです。臨場感を感じる。あと、空調が抜群に効くんですよ。風量が強いから、温泉に行ったときドライヤー変わりに使ったりもします(笑)」(土屋)

ジープ談義に花を咲かせていると、ラングラーは山道に突入。目的地である鹿嶺高原の目前になると、先導を切る武村さんのクルマが一旦停止。なにやら側道に倒れている白樺の前でナイフを取り出し、樹皮を削りだしました。

「実は白樺の樹皮って、焚き火の着火材として最適なんですよ。上で焚き火の炎を頼りにちょっとした料理をつくろうと思っているので、 みなさん樹皮を削るのを手伝ってもらえませんか?」(武村)

話によると白樺の樹皮には油分が多く含まれているんだとか。天然の着火材として、焚き火やストーブの火付け役として重宝するそう。武村さんの手伝いを終え、再びクルマに乗り込む一行。頂上まであと少し。車窓に飛び込んでくる外の景色も眺望が開け、南アルプスの雄大な姿が目に映ります。

頂上へと近づくと道路には雪が。こんなときこそ4WDの本領発揮です。ギアを操作しエンジンの駆動法式を切り替えます。

「手元のレバーで簡単に4WDに切り替えられるところがいいですね。雪道での走破性も力強いし、これなら安心!」(中田)

鹿嶺高原に到着! ファットバイクにライドオン!

無事に鹿嶺高原に到着した一行は、クルマからファットバイクを降ろし、アクティビティの準備をはじめました。美しい雪景色には目もくれず、真剣な表情で準備を進めるメンバーたちの姿から、早くファットバイクに乗りたい! という気持ちがヒシヒシと伝わってきます。

はやる気持ちを抑えながら、準備を終えたメンバーたち。武村さんの簡単な指導を受けたあと、まずは簡単なコースから練習を兼ねて走行スタート!

「なんかフワフワしてて気持ちいい! 雪の上で自転車に乗るなんて、なんか不思議な感覚です」(中田)

太いタイヤがしっかりと雪に食い込んでグリップ力の強さを感じるファットバイク。ギシギシと音をたてる雪の感触もなんだか気持ちよさそうです。

美しいアルプスの景色をスパイスに雪上ランチ。

一通りファットバイクの感覚を体に沁み込ませたら、午後の本格的なライディングに向けてまずは腹ごしらえ。一緒に準備をしながら、武村さんが用意してくれていた料理を堪能します。道中で取った白樺の樹皮が活躍する場面がやってきました。

本日のメニューは鶏肉とキノコのクリームスープ、ソーセージ、ベーコンエッグのトースト。おいしそうな料理の香りがあたりを包み、食欲を刺激します。

「くぅ~! おいしいですね! 南アルプスの景色を眺めながら食べるランチ。贅沢な時間だなぁ」(中田)

アルプスの景色は料理をおいしくする最高のスパイス。料理に舌鼓を打ちながら、同時に会話にも花が咲きます。

「武村さんはどうしてCLAMPをスタートさせたんですか?」(土屋)

「ぼくは10年ほど前に大阪で自転車屋に勤めていたんです。そこを退職したあと、アウトドアのツアーガイドのような仕事をずっと続けていたんです。そんなときにうちの社長から電話がかかってきて『ここでなにかお店をやらないか?』と言われたんです」(武村)

「突然ですね(笑)」(中田)

「はじめ聞いたときは驚いたと同時に『無理だろ』って思いましたよ(笑)。断り続けていたんですけど社長も熱心に誘ってくれたので、せっかくだしやってみようかという気持ちになり、多少のノウハウもあるので自転車屋をはじめることにしたんです」(武村)

もともとアウトドア全般に精通する武村さんは、自転車を軸にしながらいろんなアクティビティの提案を行なっているんだとか。例えば自転車に乗って川まで行き、釣りの体験をするとか。今日集まったメンバーたちがジープに乗り、さまざまなアクティビティにチャレンジするのと似ています。

武村さんの話を聞きながらおいしそうにトーストを頬張る中田。その横では武村さんが設置してくれたハンモックに身を委ねながらゆっくりと休憩する岡部さんの姿もありました。

「ロケーションが素晴らしいから、こうやってゆらゆら揺れているだけで最高に気持ちいいですね」(岡部)

上り坂の先にある、この日いちばんの最高の景色へ。

最高の料理と景色を堪能し、お腹を満たしたメンバーたち。食事の片付けをしたあと、いよいよ本格的なライディングに挑戦です。

「じゃあそろそろ行きましょうか。今度はゆっくりと雪道を走りながら高台を目指しましょう。途中登り道もあるので、しっかりとペダルを漕ぎながらがんばって進んでください」(武村)

「よろしくおねがいします!」(一同)

まずは平坦な道を列になって走行する一行。雪とファットバイクのフワフワとした感触を楽しみながら、ゆっくり前へ進んでいきます。真っ白な雪と豊かな木々の景色を見ながらするアクティビティはさぞかし気持ちいいことでしょう。

途中、上り道に差し掛かり、息を切らしながらペダルを漕ぐ一面も。立ち漕ぎで一所懸命前進し、登った先に望むのはアルプスの景色。この日いちばんの眺望に一同は思わず見惚れてしまいます。「苦労してペダルを漕いだ甲斐がありました」と、土屋さんも感動の声を漏らします。

アルプスの素晴らしい景色に後ろ髪を引かれつつ、その場を後にし、次のコースへ進みます。登りの次にやってくるのは下り。ダウンヒルです。

「体重を後ろにかけながら、慎重に進んでください。ファットバイクはブレーキが効きやすいので、急ブレーキをかけると前に転倒して雪だるまになっちゃいますよ」(武村)

コーヒーブレイクをしたあとにラストスパート!

スリルと壮快感を同時に味わいながら見事ダウンヒルをクリアした一行。広場のような開けた場所に到着すると、先頭を走る武村さんがストップします。

「ここでちょっとコーヒーブレイクしましょう」(武村)

笑顔でそう語りかけると、バッグから道具を取り出して武村さんがコーヒーを淹れてくれました。その間にメンバーはハンモックを設置します。

準備が整ったところで、みんなで休憩。「ファットバイク、どうですか?」という武村さんの問いに対して、岡部さんが答えます。

「いやぁ、想像以上に楽しいですね。自分が乗っているマウンテンバイクよりも軽いし乗りやすいので、もっともっと走りたいです。ファットバイク自体も、プロダクトとして単純にカッコいいですし。自然の景色に映えますよね」(岡部)

「ぼくはようやく慣れてきた感じがします。ハンドリングの方法がやっと掴めてきた。ふかふかの雪の上を走ったとき、スノーボードのパウダーに乗ったときと近い感覚があったんですよ。そのときに『これ、突き詰めたらおもしろそうだな』って思いましたね。ぼくは岡部さんの飲み込みの早さにびっくりしたけど(笑)。ダウンヒルのとき、すごく楽しそうに走ってましたもん」(土屋)

「もともとモトクロスをやってたので、それと感覚が似ていたんですよ。雪道だから滑るのが恐いんだけど、ここまでなら大丈夫というのが体感として体に残っていたから、なんとか楽しく走ることができました」(岡部)

徐々にファットバイクに乗るコツを掴んできたのを知り、武村さんも安心した様子。思わず顔がほころびます。

「さて、そろそろ行きましょうか。もう少しダウンヒルを楽しんだ先にゴールがあります。ラストスパート、がんばりましょう!」(武村)

アクティビティを終えて帰路につくメンバー。

最後のダウンヒルを見事に駆け抜け、ようやくゴールへと到着しました。

武村さん(左)〈CRAZYSHEEP〉BIGHORN¥185,000※完成車価格、〈narifuri〉ニットキャップ ¥6,800、〈velo spica〉サイクルキャップ ¥3,800、〈SMITH〉ヘルメット ¥31,000、〈Dang Shades〉サングラス ¥3,700、〈Houdini〉フリースジャケット ¥28,000、〈NANGA〉ダウンパンツ ¥27,000(すべてCLAMP)

土屋さん(中左)〈SALOMON〉ジャケット ¥65,000、インナーダウン ¥32,000、ブーツ ¥24,000(すべてアメアスポーツジャパン株式会社)、〈KONA〉WOZO ¥239,000、〈GIRO〉ヘルメット ¥24,000(CLAMP)

岡部さん(中右)〈Phenix〉ジャケット ¥49,000、〈Phenix × GEARHOLIC〉ダウンジャケット ¥39,000、〈Phenix URBAN OUTDOOR〉ニッカボッカ ¥19,000、ソックス ¥2,900(すべて株式会社フェニックス)、〈SALOMON〉ブーツ ¥16,000(アメアスポーツジャパン株式会社)、〈CHROMAG〉NICE DREAM ¥185,000(フレーム価格)、〈GIRO〉ヘルメット ¥24,000(CLAMP)

中田(右)〈CHROMAG〉PRIMER ¥188,000(フレーム価格)、〈GIRO〉ヘルメット ¥22,800(CLAMP)、〈SALOMON〉ジャケット ¥38,000、インナーダウン ¥32,000、パーカ ¥7,000、ブーツ ¥18,000(すべてアメアスポーツジャパン株式会社)

お昼過ぎにコースへ出た頃、太陽はまだメンバーたちの頭の上にあったのに、いまはもう西に傾いて山稜のなかに沈みはじめています。

「武村さん、今日は本当にありがとうございました! ファットバイク、ものすごく楽しかったです!」(中田)

「また絶対きたいですね。今日も長いこと乗っていたけど、まだまだ乗り足りないです」(岡部)

「ぼくもようやくコツを掴みはじめたころにゴールしてしまったので、物足りなさが残ってます。岡部さんとまた必ず来ますよ」(土屋)

「こちらこそ、ありがとうございました。みなさん楽しんでくれたようでうれしいです。また是非一緒に遊びましょう!」(武村)

再びクルマにファットバイクを載せ、出発の準備が整った頃には日が完全に沈んでいました。山稜はほのかに夕日の色に染まり、街にはあかりが灯りはじめていて、ノスタルジックな景色が広がっていました。

その景色にもお別れを告げ、クルマに乗り込むメンバーたち。クネクネと曲がる山道をゆっくりとアクセルを踏みながら進み、鹿嶺高原を後にします。次回は果たしてどんなアクティビティに挑戦するのでしょうか。

ジープ フリーコール
電話:0120-712-812
Jeep® Wrangler Unlimited 75th Anniversary Edition(ジープ ラングラー アンリミテッド 75th アニバーサリー エディション)
¥4,438,800~(全国メーカー希望小売価格[税込])
【主要装備】
・右ハンドル
・4,705mm×1,880mm×1,845mm
・乗車定員:5名
・V型6気筒 DOHC
・総排気量:3,604cc
・最高出力(kW/rpm):209(284ps)/6,350(ECE)
・最大トルク(N・m/rpm):347(35.4kg・m)/4,300(ECE)
・後2輪・4輪駆動(選択)
・電子制御式5速AT
・無鉛レギュラーガソリン
http://www.jeep-japan.com/special_models/75th/wrangler/
CLAMP
長野県伊那市山寺249-1
電話:0265-96-0109
営業時間:13:00~20:00(木曜定休)
http://clamp-bike.com/
アメアスポーツジャパン株式会社
電話:03-6831-2700
http://www.amerjapan.com/
株式会社フェニックス
電話:03-6833-3430
http://www.phenix.co.jp/onlinestore/
ホームセンターバリカンズ
info@vallicans.com
http://www.vallicans.com
Jeep®が展開しているライフスタイル・ウェブマガジン「Real Style」では、アウトドアに精通するスタイリスト岡部文彦さんによる、雪上ファットバイク・ライドにおすすめのギア10選を公開中!
http://jeepstyle.jp/houyhnhnm-okabe-fumihiko-winter-fatbike/
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Page Top