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FEATURE|PUMA CLYDE MANIACS. マニアの視点で紐解く「プーマ クライド」の魅力。 MAGFORLIA店主 山田隆也。

マニアの視点で紐解く「プーマ クライド」の魅力。 MAGFORLIA店主 山田隆也。

PUMA CLYDE MANIACS.

マニアの視点で紐解く「プーマ クライド」の魅力。 MAGFORLIA店主 山田隆也。

プーマが誇る不朽の名作「プーマ クライド」。なぜこのスニーカーは、今もなお、多くの人々を魅了してやまないのか? 古着とスニーカーのショップ『マグフォリア』のオーナーであり、ヴィンテージの〈プーマ〉の世界的なマニアとして知られる山田隆也さんに、「プーマ クライド」の魅力を聞いてみました。

  • Photo_Kengo Shimizu
  • Text_Issey Enomoto
  • Edit_Jun Nakada
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山田隆也(やまだたかや)

スニーカーショップのスタッフなどを経て、2008年、古着とスニーカーのショップ『マグフォリア』を静岡県藤枝市にオープン。ヴィンテージのプーマに関して世界有数のコレクションと知識を有し、『VINTAGE PUMA CLYDE FAVORITE』と題したブログも運営している。

『マグフォリア』 http://www.magforlia.com
『VINTAGE PUMA CLYDE FAVORITE』 http://blog.goo.ne.jp/sugarmagnolia1978

山田さん私物の〈プーマ〉のヴィンテージスニーカー。いずれも1970〜80年代に生産されたもの。

誰よりもスニーカーに愛を注いできた男が〈プーマ〉に開眼したワケ。

まずは山田さんが「プーマ クライド」と出会った時期ときっかけを教えてもらえますか?

今から20数年前、中学生のときのことです。地元(静岡県藤枝市)のスポーツ用品店で「プーマ クライド」が売られているのを見かけました。思い起こせば、これがいちばん最初の出会いですね。ただ、その頃の自分は、「プーマ クライド」を履くことはありませんでした。

当時、まわりには「プーマ クライド」を履いてスケボーをやっている友人もいました。自分はサッカーをやっていたのですが、〈プーマ〉のスパイクがあまり足にあわず、おのずと「プーマ クライド」も敬遠していたんです。

「プーマ クライド」を初めて履いたのはいつ頃ですか?

靴屋で働きはじめた2001年頃です。高円寺の古着屋で、ロイヤルブルーのヴィンテージの「プーマ クライド」を見つけて。値段は19,800円。ちょっと高いな、と思いつつ、奮発して購入しました。

ヴィンテージの「プーマ クライド」のどういったところに惹かれたのでしょうか?

シューズそのものの魅力も当然ありますが、自分の場合はまたちょっと別の事情があって……。当時20代前半だった自分は、スニーカーの知識なら誰にも負けないという妙な自信にあふれていて、また、この世界で一旗揚げたい、有名になりたい、という野望がありました。今思えば完全に若気の至りですね(笑)。

で、「どうすればスニーカー業界で頭ひとつ抜けられるか?」と考えた結果、目を向けたのが〈プーマ〉だったんです。業界にはすでにとんでもない数を保有するコレクターやスニーカーに異常に詳しい人がたくさんいましたが、〈プーマ〉に関してはまだまだ掘り尽くされていないんじゃないか、と。

最初のきっかけはそんな感じでしたが、高円寺の古着屋でロイヤルブルーのヴィンテージの「プーマ クライド」を手に入れてからというもの、〈プーマ〉の魅力に取りつかれ、知れば知るほどかっこいいと思うようになり、ヴィンテージショップやネットオークションなどで少しずつ買い集めていくようになりました。

〈プーマ〉は他のブランドのヴィンテージスニーカーよりも値段がこなれていたので、比較的買いやすかったのも事実です。ただ、タマ数がそんなにあるわけではないので、探すのに苦労しましたね。

シェイプの美しさと素材のクオリティの高さが最大の魅力。

〈プーマ〉のヴィンテージに関する知識はどうやって得たんですか?

ほぼ独学です。ヴィンテージの現物をいろいろ見比べながら、ひとつひとつ自分で調べていきました。そうこうしているうちに、生産国によるディテールの違いや製造年代などがタグを見ればわかるようになりました。

山田さんにとって、「プーマ クライド」の魅力はどういったところにあるのでしょうか?

いろいろありますが、まずはシェイプが好きですね。ヴィンテージの「プーマ クライド」は、かかとが小さく、つま先がややとんがっていて、トゥボックスが小さい。これが履いたときに実に美しいんです。

あと、スウェード素材の質感も好きです。同時期の他のブランドと比べても、「プーマ クライド」の素材のクオリティは抜群に高いと思います。

「プーマ クライド」は1973年に誕生したわけですが、その最初期を除くと、アッパーの裏全体にあて布が施されています。当時、これをやっていたのは〈プーマ〉くらいなんですよ。伸びやすいスウェード素材を、あて布を施すことで伸びにくくする。そんな工夫を〈プーマ〉はいち早くやっていたんです。

生粋のプーママニアは「プーマ クライド」の復刻版をどう見たか?

このたび、「プーマ クライド」の復刻版が久しぶりにリリースされるわけですが、実物を見たうえでの感想を聞かせてください。

これまでの復刻版に比べて断然良くなっているな、というのが率直な印象です。過去に復刻されたものは、寸胴気味のフォルムで、トゥも丸みを帯びていました。でも今回の復刻版は、ラスト自体が新たに起こされていて、オリジナルの「プーマ クライド」のフォルムに近づいていると感じました。

スウェードの質感もいいですね。昔の「プーマ クライド」って、スウェードがケバケバしていなくて、毛並みがきれいに揃っていたんです。今回の復刻版もすごくなめらかな質感で、往年の雰囲気が見事に再現されていると思います。

左が1973〜1974年頃の西ドイツ製のヴィンテージ(山田さん私物)。右が2016年7月発売の復刻版。

左が2016年7月発売の復刻版。右が1976~1977年頃のユーゴスラビア製のヴィンテージ(山田さん私物)。

最後に、今回の「プーマ クライド」の復刻版を履きこなす際のポイントや、おすすめのカラーを教えてください。

カラーは3色とも、マニアも納得の色合いに仕上がっていると思います。どれも魅力的ですが、個人的には黒×パープルが好きですね。いずれにせよ、どのカラーも、ヴィンテージに興味がない人でも取り入れやすい色だと思います。

もともと「プーマ クライド」自体、ファッションとの相性が良いスニーカーです。あわせるスタイルを選ばないので、一足持っていればきっと重宝するはず。これまで履いたことがない人は、ぜひこれを機にチャレンジしてみてほしいですね。

「プーマ クライド」各¥13,000+tax

プーマ お客様サービス

電話:0120-125-150

www.puma.com

 

オフィシャルサイトにて新商品情報がすぐに分かるローンチカレンダーが公開中!

PUMA CLYDE CALENDAR

http://www.pumajapan.jp/pumaclydecalendar/

 

8月11日(木・祝)、12日(金)の2日間、原宿キャットストリートのイベントスペース「BANK GALLERY」にて、入場無料の体験型エキシビジョンが開催されます。〈プーマ〉のヴィンテージアイテムの展示や、豪華アーティストを招いてのライブ・トークショーなども行われる予定。カレンダーと併せてイベントの情報もチェックしよう!

PUMA CLASSICS GALLERY #プークラ

http://www.pumajapan.jp/pcg2016/

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