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FEATURE|MAKAVELIC gives a new challenge. Talkin’ about FEARLESS

MAKAVELIC gives a new challenge. Talkin’ about FEARLESS

MAKAVELIC gives a new challenge. Talkin’ about FEARLESS

2013年に、ファッション、ストリート、スポーツといった要素を融合し、機能性は追求しながらも、あくまでもトータルコーディネートのなかで魅せる、今までにないスタンスのバッグブランドとしてスタートした〈マキャベリック(MAKAVELIC)〉。常に新たな試みに取り組み、我々に驚きを与えてくれる同ブランドが、ラッパーでありピストバイクの愛好家であるAKLO、そしてアメリカ最大のピストバイクブランド〈リーダーバイク(LEADER BIKES)〉と共に「FEARLESS」というシリーズを作り上げた。〈マキャベリック〉というブランドの本質の一端を感じさせる、このプロジェクトについて、AKLOさん、〈リーダーバイク〉の日本代理店である『BROTURES』の代表の福井雄大さん、そして〈マキャベリック〉ディレクターの北嶋直人さんの三者で語り尽くしてもらった。

  • Photo_Yuichi Akagi
  • Edit_Maruro Yamashita
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このバッグがあれば何の不安もなく外出できる。

ー先ずはこのプロジェクトのスタートの経緯から教えてください。

北嶋:元々、〈マキャベリック〉としてAKLOくんをサポートさせてもらっていたんです。彼は普段からピストバイクに乗っているので、その繋がりで『BROTURES』のユウダイくん(福井さん)と知り合い、お店でも〈マキャベリック〉を取り扱ってもらうようになりました。AKLOくんは普段からうちのバッグをよく活用してくれていて、同時にピストにも乗っているので、普段の生活では問題がなくても、ピストに乗る場合は話が違ってくるんじゃないか? と、思っていたんですね。そんなことを直接本人と話していたら、AKLOくんから出てくるアイデアが、自分では想像もしない様なアイデアで、これが実現したら面白いんじゃないかと思ったのが切っ掛けですね。

ーそれはどんなアイデアだったんですか?

北嶋:普段は大きなリュックなんだけど、ウエストバッグとして一部が分離するというもので、今回の “UNION BACKPACK” の基となっているアイデアです。結構、僕の中で引っ掛かったんです。実現できたら面白いなと思ったんです。そして、AKLOくんの意見だけでなく、『BROTURES』の意見も反映させれば、より完成度の高いものを目指せるんじゃないかと思い、この三者で取り組むことになりました。

AKLO:俺の中で、こういうバッグが作りたいんですよ! みたいな感じで、熱量が高かったんですよね(笑)。半端なく。

福井:完全に決まってたというか、頭の中にゼロからのビジョンがありましたよね。

AKLO:普段からピストにばかり乗っていて、色んなバッグを試して来たんですよ。そうすると、色んなバッグの良いところと悪いところっていうのが、自分の経験値として蓄積されてきていて、こういうバッグがあったら良いのにという気持ちを常に持っていて、もし本当にそんなチャンスがあるならしっかりやりたかったんです。それで、色々と要望を出させてもらって。

北嶋:ピストに乗るときに気になることを、先ずは何でも良いから全部伝えて欲しいって伝えて。

AKLO:そう言ってもらえたのが、凄い良かったんですよね。遠慮せずに、思い切って色んなリクエストを伝えられたので。

福井:〈マキャベリック〉さん側に、一切「NO」がなかったですからね。(リクエストの内容が)全部可能だよって言ってくれて。受け入れ態勢が凄過ぎましたね(笑)。ワガママ言いたい放題でした。

北嶋:取り敢えず、何とかしてくれってデザイナーに伝えて(笑)。苦戦したけど、凄い達成感のあるプロジェクトになりました。コラボレーションの良いところって、色んなことやモノが融合して、新たなものができ上がるってことだと思うんです。僕たちは普段から、様々なバッグを作っていますが、今回は発想という面で色んな勉強をさせてもらい、ブランドとしても成長できたと思います。

AKLO:見た目もマッドブラックで、ファッション的にも合わせ易いですよね。あと、実は俺にとっては、取り外せるウェストバッグの方がメインなんですよ。普段だったらポケットに入れておくような必要最低限のモノ。財布、携帯とかって、ピストに乗ってる時はそのままにできないんですよ。落ちたらどうしようとか心配しながら運転するの嫌じゃないですか。だから、この小さい方のバッグに必要なモノを入れっ放しにしておけば、荷物が少ない時でもこっちをメインバッグとして常に使っていられるんですよ。パーツの一つ一つにもこだわってもらって、小さいけど、ガチのメッセンジャーバッグくらいの機能性を備えてますね。

福井:背負った状態も、前から見たら本当にガチのメッセンジャーバッグみたいですよね。片手でストラップの長さを調整できるパーツが付いてたり。ここまでの機能を備えているのって、メッセンジャーバッグの中でも少ないんですよ。しかも、ポーチサイズの大きさなのに、わざわざこの極太のベルトに、クッションを入れたり、メッシュを使って通気性良くさせたりとか、細部のこだわりが超贅沢ですね(笑)。

AKLO:リュックの方も高機能ですよね。PCの収納部分がしっかり付いていたり、コンバートメントがしっかりしていたり。あと、2つともバッグの内側に俺のメッセージがプリントされているんですよ。“PUCK UP AND LEAVE YOUR FEAR BEHIND” っていうメッセージで、荷物を詰めて恐怖は置いてけっていう意味なんですけど、思いついたときは俺天才! って思いましたね(笑)。

ーなるほど。しかも、それが無理矢理分離するとか、一応2WAYです、みたいなモノではなく、それぞれ単体でも格好良く、使い勝手も良いというのが素晴らしいですね!

北嶋:うちのデザイナーが、ウエストバッグを取り外したときも、違和感なくリュックとして使えるフォルムの角度に相当こだわってくれました。アイテムとしては、「LUDUS」っていうスポーツテイストのシリーズがベースになっていて、タフで軽くて強いコーデュラ®の生地を使っていて、完全防水ではないけど、防水性は高いです。ファスナーも止水のYKKを使っているし、リフレクターも随所に使われていたり、要所要所にこだわりがありますし、ピストに乗らない人でも使い易いと思います。

ーでは、もう一つの “ROLLTOP BACKPACK” についても伺わせてください。そもそも2つのバッグをリリースする予定だったんですか?

北嶋:最初は一つだったんですけど、『BROTURES』のスタッフの皆さんと意見交換をしていると、ロールトップのタイプのバッグは、急に荷物が増えても対応し易いから自転車乗りはよく使っているということだったので、それならロールトップのタイプも作ろうという話になって。

AKLO:ちょっと細めのシルエットのモノがあれば、タウンユースもできるしって話をしながら作りましたよね。とにかく、追加で荷物が増えたときにどう対応できるかってのが、重要な課題でした。手前の網の部分にもヘルメットからジャケットまでなんでも入れられちゃうし。とにかく機能性が面白いシリーズですよね。このシリーズのタイトルである「FEARLESS」っていうのは、怖いもの知らずみたいな意味なんです。なんか不安あったりすると嫌じゃないですか。このバッグを使っていれば、何も不安になることなく外出できるってことなんです。

北嶋:しかも耐久性もバッチリなんで。勿論、網の部分を外せば、よりシンプルでスマートなルックスにもなって、2パターン楽しめます。ロゴも〈リーダーバイク〉と〈マキャベリック〉の二つが合体したものを作っていますし、うちのオリジナルパーツもふんだんに使っています。その中に、オリジナルのバックルがあったんですけど、バックルのメッキの感じを皆に気に入ってもらえて、ここまでやったしピストも一緒に作ろうと盛り上がっちゃって(笑)。ピストのフレームを同じメッキの感じにしてもらおうと。

福井:マッドブラックの質感ていうのは、〈リーダーバイク〉の基本的な象徴でもあるんですけど、あえてその逆を狙いました。他のパーツはブラックアウトでビシッと男前に組んだんですけど、組んだ後にAKLOくんの要望で、足回りはAKLOくんがいつも乗っているピストと同じスペックにしたいということで、フルカーボンのパーツを搭載して、本気のバイクを作らせてもらいました

ー贅沢な逸品ですね! 本当にすべてのアイテムが、ただ漠然とコラボをしたということではなく、しっかりと皆さんの中でも非常に意味のあるアイテムを作りあげられたんですね。

北嶋:意見のすり合わせにもしっかり時間をかけたのが良かったんだと思います。この3人とうちのデザイナーの4人で、昨年の夏くらいから何度も打ち合わせをして、準備にしっかり時間をかけたんで、サンプルの段階では納得のいくものが作れていました。自分的には、〈リーダーバイク〉の対価に対等なモノを目指して作らないといけないと感じていたので、素材もパーツの1つも妥協していなくて、今できる限りのベストを尽くしましたね」

AKLO:自分は『BROTURES』も〈マキャベリック〉もファッション性をすごい大事にしていると感じているんですよ。ユウダイくんも、お洒落に自転車に乗ってもらいたいんですよってよく言っていて。そういう感じで、あまりガチ過ぎるピスト用のバッグって、ピストを降りた後に街で違和感を感じちゃうから嫌だったんですよ。そういう違和感のない、ピストを降りた後に背負っていてもお洒落なバッグが作りたくて。そういう意味でも、クオリティも勿論バッチリなんですけどデザインも最高なものができたなって思ってます。

北嶋:おかげさまで、本当に手応えのあるプロジェクトになりました。バッグ類は、今回だけの限定ではなく、定番として続けていきたいと思っていますし、今後も自転車に乗るときにこういうのがあったら良いなという要望があれば、また「FEARLESS」のシリーズの一環としてリリースできたら理想だなと思っています。




MAKAVELIC. 2017 F/W FEARLESS(DAY)






MAKAVELIC.2017 F/W FEARLESS(NIGHT)
Direction:Ryoji Kamiyama / Model:AKLO / Cordination:Maruro Yamashita



ROLLTOP BACKPACK / NO:3107-10127 / COLOR:BLACK / PRICE:¥25,000+TAX

UNION BACKPACK / NO:3107-10126 / COLOR:BLACK / PRICE:¥27,000+TAX

MAKAVELIC × LEADERBIKES FEARLESS 735 / PRICE:¥394,000+TAX

北嶋直人

写真右:〈マキャベリック〉ディレクター。某メゾンブランドにてブランディングとモノづくりを学んだのち、鞄製造会社レガリスに入社。2013年に〈マキャベリック〉を立ち上げる。自身の育った東京のカルチャーをファッションとクロスオーバーさせた、グローバルなブランディングを行っている。

AKLO
写真中:ラッパー。東京生まれメキシコ育ち。One Year War Music所属。過去に3枚のフルアルバムをリリースし、その卓越したスキルと音楽性により、Hip Hopシーンの枠組みを超えた高い評価を得る。プライベートではピストバイクを長年愛用している。

福井雄大
写真左:アメリカ最大のピストバイクブランド〈リーダーバイク〉の日本代理店でもある『BROTURES』の代表。日本のピスト業界の立役者であり、2017年1月には、神奈川・茅ヶ崎に犬と人間の関係性を改めて豊かにするショップ『DOGGY BRO.』をオープンさせた。

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