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FEATURE|About macpac マックパックについて、知っておきたい4つのこと。

マックパックについて、知っておきたい4つのこと。

About macpac

マックパックについて、知っておきたい4つのこと。

キャッチーなブランド名に、シンプルなロゴ。そうしたイメージとは対照的に、本格志向の登山家も納得のタフさと機能美をあわせ持つ、ニュージーランド発のアウトドアブランド〈マックパック(macpac) 〉。ここ最近、ファッションシーンでもジワジワと支持を受けつつある同ブランドの、意外と知られていない背景とその魅力についてひも解いていきます。

  • Text_Akitoshi Chujo(EditReal)
  • Edit_Hiroshi Yamamoto
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VOL.1 老舗アウトドアブランドの知られざるルーツ。

19歳の青年が自宅の倉庫で作ったパックがブランドのはじまり。

 

〈マックパック〉の創業者である、ブルース・マッキンタイヤがバックパックを手がけたのは、1973年の弱冠19才のとき。山登りが好きだったブルースは、自宅の倉庫でバックパックづくりをすることになる。最初に手がけたパックは、オーストラリア・バークマイア社の綿と、ポリエステルを混紡したキャンパス地のもの。今でこそ“軽量性と身体への追従性”が主流となっているが、当時は本体外側にフレームが付属されたヘビーな代物であった。

 

しかし、その製品クオリティーが見初められ、1975年には地元・登山クラブの遠征用バックパックを手掛けることとなる。このときに開発したのが、ニュージーランドのブランド初となる内部フレームを用いた「トレー・エッガー」と呼ばれるモデル。背負い心地に優れ、荷物を詰めてもバランスが取りやすい画期的な構造を持つ、まさにブランドの基盤とも言えるギアの誕生となった。以降、ブランドの代名詞である機能素材「AzTec」などを開発し、先進的なバックパックブランドとして一躍有名になっていく。

 

また、そうした現場仕込みの機能性と独創性、卓説したデザインセンスは、周囲から高く評価されることとなる。そのことを実証するかのように、次第に彼のもとにアウトドア好きのスタッフが集まりはじめ、製品の品質と顧客サービスの質を高めながら、1987年にオランダ、スイス、ドイツ、イギリスと次々に海外市場を拡大。1996年には、満を持して日本でも取り扱いが開始している。

そして現在、〈マックパック〉は、フェスや登山といった日本のアウトドアファッション&アクティビティブームにおいても、その存在感を発揮。独創的な機能とデザインを軸に、現在も進化を続けながら、多くのアクティビティを一線で支える総合アウトドアメーカーとして人びとに愛され続けている。


 

ぶれない考え方こそが、いまにつながる。

いまもなお、クラッシックモデルとして販売が続けられている「1973 セロー」や「1973 ゲッコ」。創業当初からラインナップされ、40年近くも受け入れられているロングセラーだが、人びとから支持されるのは、単にデザイン性だけではない。その理由は、独自の素材と背負い心地だ。当時からシンプルかつ丈夫で、身体の動きに連動するハーネスを採用するなど、誰もがベストなフィッティングを得られるように工夫されていた点こそが、アイテムが長きに渡り愛されてきた根拠である。こうした独自の工夫は、1970年代当時としては画期的な思想であり、多くのメーカーに影響を与えたとされる。

また、〈マックパック〉がアウトドアギアを問題するにあたり、もうひとつ、大切にしていることがある。それは、製品を信頼して使用している登山家や多くのユーザーからのフィードバックだ。そうした意見を反映しながら、本拠地・ニュージーランドの大自然において製品テストを繰り返すことで、過酷な環境下で耐える、信頼できる製品の開発へとつながっている。

さらに、彼らは製品のルーツでもある自然への敬意を欠かさない。製品を通じた人びとへの環境問題への啓蒙、耐久性をアップによる長期的な資源節約、リタイヤ(買い替え)よりもリペアの推奨、使い捨ての削減、自然への恩返しと、独自に5つの環境方針を掲げている。創業以来変わることなく、この先の未来とも向き合いながら歩んできたその姿勢もまた、アウトドアやファッションなど、多くのシーンから支持されてきた所以であろう。

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