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目利きが選んだ10のお気に入り。 No.2 小木"Poggy"基史さん

2011.08.30

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トレンドを牽引する、憧れのデザイナーやアーティスト、人気ショップのディレクターたちの、"私的なお気に入り"が見てみたい。いますぐ真似したくなる至宝のアイテムやスタイルが、きっと見つかるはず。普段は中々お目にかかれない、超個人的な、お気に入りを見せてもらいましょう!

Photos_Kengo Shimizu[STUH]

No.2
ユナイテッドアローズ バイヤー /
ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館 ディレクター
小木"Poggy"基史さん


1997年に、有楽町店のショップスタッフとしてユナイテッドアローズに入社。その後、ユナイテッドアローズのプレスを3年務めた後、2006年に、新業態開発のためのテストマーケティング機能を持ったUAラボショップ、リカー、ウーマン&ティアーズ(以下LWT)を南青山にオープン。日本のメンズファッション業界に、新しい価値観を提案する。2010年、LWT閉店後、ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館 ディレクターに就任。それまでのイメージを踏襲しながら、さまざまな新しい試みを展開している。
ユナイテッドアローズ www.united-arrows.co.jp

No.1 ミスター べイシング エイプ ユナイテッドアローズとメゾン キツネのスーツ
スーツを着るのが楽しくなってきました。
僕の"好きの基準"は、クラシックな要素をリスペクトしながら、ちゃんと自分たちの世代の匂いが、感じられる物づくりがされていること。そういった意味で、この2つのスーツは真っ先に思い浮かんだお気に入りです。〈ミスター べイシング エイプ ユナイテッドアローズ(Mr.BATHING APE® UNITED ARROWS)〉のスーツは、3ピースのクラシックな形ながら、少し細めでモダンなテイストが入っていたり、裏地がBAPE CAMO®になっていたりするのがポイントです。〈メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)〉は、秋冬シーズンからひさしぶりに取り扱うことになりました。スーツはフランスで作っているのですが、アメリカのクラシックな要素が入っていたりして、絶妙なバランス感です。マサヤさんのことは、僕がユナイテッドアローズのプレスをしていた頃から知っているので、音楽やカルチャーの匂いを自然に感じてしまうんですね。こういうスーツがどんどん出てきて、僕自身もスーツを着るのがさらに楽しくなっています。
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スーツを着ても、Tシャツやスニーカーを合わせることが多いですね。今日もそうですが、特に夏は暑いのでノータイの場合が多いです。〈ミスター べイシング エイプ ユナイテッドアローズ〉¥88,200、〈メゾン キツネ〉¥183,750(ともにユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館 03-3479-8180)

No.2 ネクタイ
ネクタイをTシャツ感覚で選ぶという発想。
ネクタイに関しても、感覚的にはスーツと似ています。最初はネクタイを締めること自体に抵抗があったんですが、ストリートっぽさだったり、自分たちの好きなものの匂いがネクタイに落とし込まれていると、ついつい買ってしまいますね。そのネクタイを付けたいから、シャツやジャケットを着たいと思えるような、そんなネクタイをもっとお店に揃えていきたいです。いま所有してる数は50本くらい。ネクタイとTシャツを同じ感覚で見られるようになってくると、どんどん面白くなってくると思います。
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左から、水玉模様がかわいい〈ミスター べイシング エイプ ユナイテッドアローズ〉¥13,650(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館)。 キースヘリングのグラフィックを使った〈ユニフォームエクスペリメント(uniform experiment)〉¥13,650(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館)。パリ、ニューヨーク、東京のナイトクラブ「Le Baron de Paris」のファウンダーであり、アーティストとしても活躍するアンドレが描いたロゴのタイは、BLACK BLOCKのポップ アップ ショップで販売した。同じく昨年行われた、〈ステューシー(STUSSY)〉とLAのヒップホップレーベル「Stones Throw」のポップ アップ ショップのときに作ったもの。

No.3 大きめの黒セル眼鏡
昔の雰囲気はそのままに、掛けやすい1本がやっと見つかりました。
大きめの黒セル眼鏡にハマったきっかけは、〈フェノメノン(PHENOMENON)〉のデザイナーのOSUMIさんに、〈ウルトラ(ULTRA)〉のゴライアスというヴィンテージモデルをもらってから。カジュアルなときより、スーツやジャケットを着たときに掛けることが多くて、下手をすると人をおちょくっていると思われてしまうような、ギリギリのかっこつけすぎない感じが好きなんです。でもゴライアスは古いモデルなので正直掛けにくい。〈ボビー シングス スタンダード(Bobby Sings Standard,)〉という日本のブランドがゴライアスを小さくして掛けやすくしたような眼鏡を作っていて、すぐに買い付けました。それがもうすぐ店頭に並びます。
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〈ウルトラ〉の眼鏡は、Run-D.M.C.が愛用していたそうです。なぜか〈カザール(CAZAL)〉のイメージが強いんですが、実はこっちを頻繁に掛けてたみたいですね。写真の上が〈ボビー シングス スタンダード〉のもの。価格未定。下が〈ウルトラ〉。

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