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WE LOVE MEAT!!

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WE LOVE MEAT!!

女性を連れていくと必ず喜ばれる“ 肉”の店。

「男女の仲というのは、夕食を2人っきりで3度して、それでどうにかならなかったらあきらめろ」。映画監督・小津安二郎の名言である。男女の仲を、確実にどうにかしてくれる食事、それは“肉”ではないだろうか?ここでは、肉料理に一家言を持つ食のヒップな人たちに、“女性に必ず喜ばれる”イチ押しのお店を聞いてみた。

PROFILE

立花恵理 Eri Tachibana

1993 年8 月生まれ、岐阜県出身。雑誌『ViVi』が10 年振りに開催した専属モデルオーディションでグランプリを獲得。それまでは愛知県の大学に通う普通の学生だったとか。スラッと長い手足と知性を感じさせる顔立ちが美しい。ぼくらがいま、一緒に肉を食べたい女性No.1 は絶対に彼女なのだ! ブルーノースリーブ¥19,000(ブリスマン)

Photo / Go Tanabe,Masahiro Arimoto Styling / Lisa Sato
Hair & Make-Up / Risa Fukushima Model / Eri Tachibana

01 聚福楼

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推薦者:春日井順さん Jun Kasugaio

デザイン会社「solla Inc.」代表。3 度の飯より肉が好き。ファッションカタログなどをつくる仕事をしているが、最近はドーナツづくりにハマり、青山ファーマーズマーケットに「HIGUMA Doughnuts」として出店中。けっこう人気らしい。
URL:http://www.sol-la.jp/

人としての本能が刺激される羊肉の塊。

目の前の炭火で焼かれるのは、羊肉の塊。火に炙られた肉塊から滴り落ちる脂が、ジュッ、ジュッと音を立てながら白い煙をあげる。フォトジェニックでいて、プリミティブ。長いこと眠っていた人類としての生へのリビドーが呼び起こされる。嗚呼、目の前に広がる大平原。13 世紀ユーラシア大陸を席巻し、世界人口の半数以上を支配下に置いたモンゴル帝国。世界史上最強の誉れ高き騎馬民族の屈強な男たちが、焚き火の周りで肉に食らいついている姿が浮かぶ。そんな店が、聚福楼だ。池袋の雑居ビルに佇む、煙りに包まれオサレさやハイセンスさとは無縁の名店だ。そんなところイマドキ女子が喜ぶのかって? 信じろ。生へのリビドーを! 人類の本能を! イイ女は必ずサムシングを感じるはずだ。子宮で。迷う必要はない。行くのだ。キサマは英雄チンギス・ハーンの末裔だ。肉塊を陥落したあとは、あの娘のポーランドを攻めろ。今宵、大帝国を築くのだ! まあ史実では最後、モンゴル帝国はあまりにあっけなく崩壊するんだけどね!

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左/ラオフーサイ ¥780 右/ハルビン酢豚 ¥1280
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見た目は真っ赤だがそれほど辛くないスパイス。ここにさらに真っ赤なソースを加 えて混ぜて、それに肉を付けて食べる。とにかく肉の量がハンパない!もしも女性と2 人でこれを食べるなら相当の男気が必要だ。前日からお腹を空けておくことをおすすめする。 羊の足の丸焼き ¥4,600~

聚福楼[ じゅふくろう ]

東京都豊島区西池袋1-37-16 大雄ビル4F
問:03-6912-7333
休:無休