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ニューエラと岡本太郎。歴史的コラボレーションを記念して実施されたトークショー・レポート!

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衝撃のコラボレーション、といううたい文句はよくありますが、〈ニューエラ(New Era®)〉と「岡本太郎」のタッグに勝るインパクトは、今後なかなかお目にかかれないでしょう。

この記念碑的コラボレーションの発売に当たって、スペシャルイベントが開催されました。岡本太郎記念館の館長・平野暁臣、レゲエミュージシャンのRed Spider、『The New Era® Book』の編集長である上木基嘉の三者によるトークショー。その模様をレポートします。

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左:レゲエアーティスト・RED SPIDER
中:The New Era Book編集長・上木基嘉
右:岡本太郎記念館館長・平野暁臣

ー今回のコラボレーションを実現する以前から、平野館長は、〈ニューエラ〉をご存じでしたか?

平野暁臣:いいえ、まるで知りませんでした(笑)。でも、お話をいただいたときにおもしろそうだなと。太郎とのコラボレーションに関して、様々な相談をいただくんですけど、打率はそんなに高くない。なぜかと言うと、だいたいなぜ太郎なのか、なぜ太郎とコラボしたいのか、がわからないんです。でも〈ニューエラ〉の方からお話をいただいた時には、太郎のことが大好きで、とにかく愛情を持ってくれているのが伝わったんです。

ー上木さん、〈ニューエラ〉というブランドについて、教えてください。

上木:〈ニューエラ〉はつねに新しいことをやろうとしていて、若い人の心をつかんでいます。今平野さんのお話を聞いて、なるほどなと思いました。

ー平野さん、コラボレーションアイテムをご覧になって、率直なご感想は?

平野:いいと思います。なにがいいかというと遠慮していないから。みんな最初は遠慮するんですよ。「トリミングってしてもいいんですか?いけないと思ってました」という具合に。太郎は神棚に飾るようなものじゃないんですよ。次の時代をつくっていく若い人たちに刺激を与えたいから、もっと遊んでほしいんです。でもなかなかその呪縛が解けない。ニューエラの人たちは、自由にやってくれました。だからこういう思い切ったクオリティになったんだと思います。

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ー岡本太郎っていうとおっかないイメージがあるのではないでしょうか。

Red Spider:怖いイメージありますよね。怒られるんじゃないかって(笑)。なんなら今日も怒られんじゃないかって思ってました(笑)。

ーRed Spiderさんはアイテムを見ていかがですか?

Red Spider:近鉄のキャップがとても欲しいです。近鉄バファローズのデザインも岡本太郎の作品。岡本太郎は大阪の人だっていうイメージでした。

平野:実際は大阪万博くらいで、大阪との接点はそこまで多くなかったんじゃないかな。

上木:大阪万博、とにかくすごいなと思った記憶がありますね。

平野:今日観覧している方々は大阪万博を知らないと思うんですけど、すごかったんですよ。SFの世界。日常とまったく関係ない空想の世界が、目の前に現れたんです。僕の人生の中で、最大で最高の事件でした。

上木:自分の人生の中で日本がいちばん浮かれていた時期かもしれません。そのシンボルが太陽の塔なので、象徴的ですね。日本の人口の半分が万博に行ったそうで。今でも大阪で太郎は愛されているんですか?

Red Spider:太陽の塔は、あって当たり前という存在ですね。いつかライブしたいです、塔の前で。

ー近年の〈ニューエラ〉のイメージはどうでしょうか。

上木:想像以上にブランドの高いクオリティが浸透しているなと思います。お父さんがB-BOYで小さいころから〈ニューエラ〉が家にあったという人もいて、帽子を通じて次の世代にカルチャーが伝わっているんだなと。ますだおかだのおかださんの娘さんにお逢いしたんですけど、帽子の中の帽子がニューエラだと言われて育ったらしいんですよね。

Red Spider:大分県に行った時、帽子になんでシール貼ってるんだって笑われたことがあります。あれ、なんで貼ってるんですかね?

上木:これはヒップホップカルチャーからきているらしいですね。一説には、俺は新品を買えるくらい金があるんだぞ、と誇示するためだとか。

平野:〈ニューエラ〉の技術力は誰が見ても高い。でも形は普遍的なものじゃないですか? なぜここまで人気があるんですか?

上木:60年近く素材もデザインも変わってなくて。完成形に限りなく近いということなのかもしれません。

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平野:普遍的なプラットフォームと、新しい感性のコラボ。それはRed Spiderさんの音楽と一緒ですよね? 僕は彼とはじめて会ったけど、伝統的なレゲエとは違ういまの息吹を感じる。レゲエでいちばん大事な核に、いまの思いをぶつけている。変えていいものと、変えてはいけないものを悩んでいるんじゃないかな?

Red Spider:新しいこともしているんですけど、守らなければいけないものもあって。それは言葉では伝えにくいんです。ジャマイカに行ってみたら、攻撃的な歌詞もあって。ああ、なんでもありなんだなと思って。変えてはいけないものは、仲間とか家族を馬鹿にしないとか。音楽にしても、自分が何をするべきかっていうのはあって。口ではなかなか説明しにくいんですけど、そういう思いはすべてライブで伝えているんで。来てください(笑)。

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平野:ライブって、大がかりなものだと何人もクルーとかバンドメンバーがいて…。そういう大所帯が熱狂させているっていうのはよくある。でも彼のライブは、彼ひとりで熱狂させているんです。大がかりな舞台セットもないのに観客は熱狂している。ストーンズの舞台セットのような、目に見えるもので空間をコントロールしているわけじゃない。目に見えないもの。あのリズム。プリミティブな祭りとか、インドネシアのケチャとか、アフリカの祭りとかに近くて。もっと言うと、呪術だと思ったんです。呪術は目に見えないものと交信する。だからこの人は呪術師なんだと思ったんです(笑)。よくそんなものがやれるなと。怖くないのかなと。

Red Spider:気がついたらお客さんが一万人とか二万人の規模になっていたんで。最初からその人数だったら怖いと思うんですけど。あまり意識していないんです。俺がやっていることで、明日も仕事がんばろうとか思ってくれればいい。お母さんに嘘をついてお金を借りて観にきた子どもを少し叱ったりもしますよ(笑)。それで来なくなったら、来なくなってもいいし。ずっとそういう姿勢でやってきたんで。基本、等身大でいようとは思っています。地方でも「ここが第二の故郷」とかも言いたくないし(笑)。

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平野:岡本太郎は何をした人ですか? と聞かれて、ズバッと言うと、「縄文の精進を人々に伝えようとした人」になります。太郎がパリから帰ってきて最初にしたのは、京都と奈良に行くことだった。日本のことを知らないと思って、日本的なものを求めて仏閣とかを巡ったんですね。でも「こんなもの中国じゃないか!」って(笑)。その後、日本全国を旅する中で縄文に出会いました。自然とともに生きた縄文人こそ日本の文化だと。自然を愛し、恐れて生きた縄文人。それって目に見えない、いわば呪術的な感覚なんです。太郎は、弥生時代になって、農作がはじまって人間は歯車になったと言いました。狩猟民族だった頃のような、自由や尊厳を失ったと言っているんです。それってレゲエに関しても、同じようなことがあると思いますが、いかがですか?

Red Spider:そうですね。俺は太郎が「型にはまるな」って言っているのをなにかで見たんですけど、それがいいなと。けっこう型にはめようとするんですよ、音楽やっているときって。でもそうじゃないと、経験ではわかっているんで。いい言葉だって思い出すようにしています。

ーこれから期待する新しいコラボレーションはありますか?

Red Spider:Red Spider×岡本太郎があるといいなと思います(笑)。

ー実際に岡本太郎が今回のコラボを見たら、どう思うでしょう?

平野:「ふうん」っていうと思いますね(笑)。

ーかぶってくれるでしょうか?

平野:もちろん、かぶると思います!

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上木:3月16日(木)に出るニューエラブックでは、野球好きだった太郎の貴重な写真を掲載します。これからも〈ニューエラ〉には、このまま突っ走ってほしい。そして100周年が近いので、ブランドの100年という節目に立ち会えるのは貴重だなと思っています。

Red Spider:俺は太陽の塔の地下にも顔があるっていうのを、テレビで知って、それを見たいと思ってます。

平野:来年にはミュージアムとしてオープンするので、第四の顔も再現してお目にかけますよ(笑)。

Red Spider:楽しみです!

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www.neweracap.jp/pickup/2017/taro_okamoto

以下にて、コラボレーションアイテムをご紹介します。カラーバリエーションはこちらから。

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59FIFTY ¥5,800+TAX

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Pom-Pon Knit ¥4,600+TAX

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Bucket-01 ¥4,800+TAX

okamoto_MG_8271 のコピー

Daypack ¥10,000+TAX

アイテムそれぞれが自由に大胆に岡本太郎のアートワークを取り入れ、唯一無二の存在感を発揮しています。間違いなく二度と手に入らないであろう特別なコレクション。ファンだけでなく、すべてのアートを愛する人に見ていただきたいです。

Text_Taiyo Nagashima


ニューエラ
電話:03-5773-6733
www.neweracap.jp

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