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人をハッピーにするパワーの持ち主。

ー話は変わって、マニッシュさんは実はものすごく面白い人ですよね。きっと。

設楽:やっぱり分かりますか?

ー噂で聞いたんですが、インドでタクシーに乗ってマニッシュさん家までと言うと辿り着けるって本当ですか?

マニッシュ:YES!(親指立てて)

設楽:でも彼は本当にインドではスーパースターで、ウチのスタッフの英会話の先生がインドの方らしいんですが、マニッシュの話をしたら、何でお前は彼をと知り合いなんだ!って。自分だっていつか会いたいのにズルイ! と言われたそうですよ。

ーそれはすごいですね。

設楽:彼がいつも言うのは、人をハッピーにする服を作るには自分がいつもハッピーでなきゃいけない。だから自分はいつでもハッピーなことしかしないし、常にハッピーなんだと。今日も疲れてない? と聞いたら「No! Life is Beautiful」っていうんです。素晴らしい!

マニッシュ:僕の服作りの基本コンセプトは、"洋服は人を落胆させるものであってはいけない"です。僕の服を着た人は、全員がすごく幸せになってほしいんです。それと僕も変態は大好き!

設楽:フリークだ。フリークだよ。変態はあんまりだからフリークって言えば良いんだよ。

マニッシュ:我々はフリークスですね(笑)。

設楽:例えばフリークパラダイスとかね。話大丈夫ですかこんなで(笑)。

ーはい。こういうのが良いんです!

設楽:でもこういう共通の空気感とかパワーとかって、特にこういう時代だとすごく大事で、何かそういうモノを持っている人たちが近くにいたり、集まる場所がビームスだったらいいなと思うんです。何かが生み出される現場に立ち会いたいっていうか。フリークパラダイスは半分冗談だけど、でもそういうコミューンがあったら面白いなって思うし、ビームスはそういう集団じゃないといけないなと思いますね。

ー設楽社長に伺いたいのですが、今後お2人と仕事をする可能性はありますか?

設楽:まだ全然構想段階ではあるのですが、実際にB印 YOSHIDAのスタッフがこの2人と何かできたらなあと考えています。2人の素晴らしい感性を、鞄を使って表現できるんじゃないかと可能性を探っている段階です。

ー市川さんとマニッシュはいかがですか?

市川:欲しい鞄が作れそうならやります。欲しくなかったら作らない。鞄は作品ではないですし、商品だから格好良いもの納得できるものが欲しいですね。でも設楽社長やビームスの皆さん、吉田カバンさんになら任せられるかな。

マニッシュ:僕の服は着てみたいと思っても、特徴的で人を選んでしまうところがあるので身に着けられない人が多いんです。でもこれがバッグであればもう少し広く手に取ってもらえるんじゃないかと思いますね。

ーなるほど。じゃあそのときはフリークパラダイスという名前で発売ですかね(笑)。

設楽:いやいや、それはわからないけど、こういう時代に馬鹿ができる、茶目っ気があるってことがすごい大事なんです。そういう意味で2人はやっぱり突き抜けてるし、何か一緒にできそうな気もしますね。

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マニッシュ氏は常にハッピーオーラを振りまく。身振り手振りを交え大きな声で話し、終始笑顔を絶やさない陽気なキャラクターだ。


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