vol.39

BEAMS SPECIAL INTERVIEW

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ビームスに集う気鋭のアーティストたち
彼らを惹き付けるのは設楽社長の人間的魅力!?

セレクトショップ"ビームス"には面白い人が集まる傾向がある!? 特に社長である設楽氏の周りには、エッジの効いたデザイナーや気鋭のアーティストが目白押し。今回はそんな交友関係の中でも、設楽社長が"変態"と賞賛する画家の市川孝典氏と、デザイナーのマニッシュ・アローラ氏をご紹介。設楽社長自らにご登場いただき、雑談形式でお話を伺ってみました。

それぞれの第一印象。キーワードは"変態"!?

ー皆さんでお会いになるのはひさびさですか?

設楽社長(以下:設楽、敬称略):ひさびさのマニッシュと、しょっちゅうの市川さんと(笑)。でも3人でこうやって会うのは初めてですね。

ーそうなんですね。では最初に3人の出会ったきっかけといいますか、どうしてこの3人が仲良しなのかをお伺いしてもよいですか?

設楽:では僕から話ますね。彼らと仲良くなったのは、B印 YOSHIDAフェルメリスト ビームスのスタッフの紹介でして、「おもしろい人がいるから、ぜひ社長にも会ってもらいたい」と引き合わせてもらいました。2人別々に会ったんですが、両者ともすぐにビビビッと来て意気投合しちゃったんです。自分自身が元々クリエイション寄りの人が好きなもんですから、すごく面白いなあと感じましたね。

ーマニッシュさんと市川さんもお友達と伺ったんですが。

マニッシュ・アローラさん(以下:マニッシュ、敬称略):パリで開催していた僕のショーをコウスケ(市川孝典さん)が観に来てくれて、そのときに初めて彼の作品を見ました。どうやって描いたんだろう? と驚きましたね。アレコレ話して数時間の間ですぐに打ち解けました。

設楽:マニッシュが日本に来ているタイミングで、マニッシュの洋服を扱っている「フェルメリスト ビームス」に、市川さんが絵を何点か持って来てくれて。いまそれを店内に展示しているんですけど。絵を見たマニッシュが、グレートだ! グレートだ! と言って。

マニッシュ:すごく気に入って購入したいなと思いましたね。

市川孝典さん(以下:市川、敬称略):俺はその場でマニッシュの服オーダーしましたよ(笑)。

設楽:そうそう。マニッシュと市川さんの絵が、フェルメリストの店内で、すごく良い具合にマッチングしていて良い雰囲気なんです。全然違うものなんですけどね。

ーそれは一度見てみたいですね!

設楽:あのー、これは書いてもらって良いか分からないんですけれど、変態だと思ったんですよ。

ー2人がですか?

設楽:そう2人とも(笑)。変な意味ではなくて、いわゆる何かしらを極めた人って、どこか突き抜けた部分がありますよね。そこがまた面白いし、変態なんです(笑)。

マニッシュ:僕は設楽さんも市川さんも、その時その時をすごく楽しんで生きている人たちだなと感じましたね。ただコウスケは仮面で顔がよく見えなかったので、最初の45分くらいは、いったいこの人は誰なんだろうなあと思っていました(笑)。

ー市川さんは2人のことをどう感じましたか?

市川:えーっと設楽社長に初めてお会いしたのが2ヶ月くらい前なんですが、格好良く遊んでいる大人がいて嬉しいなあと思いました。俺も頑張って遊ばないと!

設楽:ふふふっ。

市川:生き方がすごいんです。こんな大きな会社をやっているのに格好良いし、俺の社長のイメージとはかけ離れてる。こんな人の社長室だったら、俺の絵を置いても良いなと思いました(笑)。

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ビームス代表取締役社長の設楽 洋氏。深夜につぶやかれる設楽社長のtwitterにも注目。アカウントは"TARAcyan3"。今回の取材も設楽社長の「変態画家の絵がすごい。見に来たい人いつでもどうぞ!」のつぶやきに編集長ヒラノが反応したことで実現。


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座談会と言うより雑談的な雰囲気で和気あいあいと進行した今回のインタビュー。ここでは絶対に書けないような話がいくつも飛び出しました。

Photos_Takeshi Wakabayashi
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