bnyn003.jpg

このイベントと絡めた立体的なプロモーション。

ーそれでですが、この企画を仕込んできた感想はいかがですか?

野口:正直疲れましたね(笑)。でも、かなりの達成感はあります。中箸(バイヤー)と一緒に色々お声かけさせていただいたんですが、もちろん自分たちだけでビジネスをしているわけではないし、たくさんの方々の協力を得ることで成り立たせることが出来ました。
たくさん手間をかけたことで、一生使い続けたいアイテムとして、お客様に提供できたら良いなって思いますね。

ーちなみに10周年、15周年のときは何かイベントは実施したのですか?

野口:15周年はそこまで大々的にはやりませんでしたが、10周年のときは、自分はショップにいたんですが、〈ドルチェ&ガッバーナ〉からのイラストや、色々なブランドからギフトカードなどが届いてディスプレイされたり、インパクトがあったなと思っていて。これから先の10年を見据えた上で、10周年のとき同様か、それ以上のイベントが出来たらいいな、という気持ちはありました。

ーこのイベントと絡めた立体的なプロモーションなどは考えていますか?

野口:そうですね。直近で言うと9月には〈チャンルー〉のトランクショーや、〈サイコ バニー〉のデザイナー ロバート・ゴドレー氏が来日してトランクショーを実施します、これは銀座店になってしまうんですが。また10月には新宿店すべてを〈モンクレール〉がジャックするような企画やヴィンテージショップとのコラボなども考えています。

ー最近のバーニーズ ニューヨークは面白いイベントをたくさん企画していますよね。

野口:そうですね。月ごとにイベントを組んでいます。これは足を運んでいただいたお客さまが「何か面白いことがいつも起こっていて、必ず満足して帰っていただく」というお店作りを考えた上でのことです。そういうお店でないと、定期的に足を運んでいただくことは難しいですからね。

ー扱っているブランドにドメスティックが増えてきている印象もありますが。

野口:ニューヨークのお店もそうですが、インポート以外にも自国の面白いブランドをピックアップしています。ですから、バーニーズ ジャパンでも日本のマーケットに出てくる新しくて興味深いブランドはチェックするようにしています。
ただ、今までは海外へ足を運ぶ機会が多くて、なかなか日本にまで目が行き届いていなかったんです。それが、ひとつ面白いブランドに出会えたことをきっかけにして、同じようなアプローチをしている他のブランドを紹介して貰えたりして、新しいリレーションが始まっている感じですね。これからもバイヤーの中箸が新しい企画を練っているので楽しみにしていて下さい。

ーそれは良い流れですね。僕らも素敵なショップは増えれば増えるほど楽しみが増しますので。これからも面白い試みを日々提供してください。

野口:ショップもブランドも含めて、なんとなく出尽くした感も漂っていて、さらに時代は変わり続けているので既成のやり方では、なかなか満足して貰えませんよね。
ですから、お店に来ていただけるような魅力、それは商品であったり、サービスであったりをより一層充実させ、百貨店でもセレクトショップでもない、新しい見せ方を今後も企画していきます。

ー楽しみにしています。そして、この20周年企画は9月1日にアップされるVol.192にて特集させていただくとともに、毎週発売されるアイテムをフイナム.jp内NEWSのコーナーにて随時紹介させていただきます。そちらでも「アッ」と驚いて貰えるような仕掛けを企ませていただきますね。
今日はありがとうございました。



bnyn004.jpg

今後の企画について、さまざまなことを話す野口氏。

NOGUCHI01.jpg
NOGUCHI02.jpg
12