NIKE WORLD BASKETBALL FESTIVAL

前編から少し間が空いてしまったのでもう一度ご説明を。
「WORLD BASKETBALL FESTIVAL（WBF)」とは、その名の通り、世界規模のバスケットボールの祭典。ナイキブランド・USAバスケットボール・ニューヨーク市の3者が主催しており、街の中心部にある「ラジオシティ・ミュージックホール」でのキックオフイベントをはじめ、ハーレム地区の屋外コート「ラッカーパーク」でのナショナルチームの親善試合や子どもたちに向けたクリニックなど、イベントはマンハッタン全域で開催されました。

マンハッタン全域でイベントが開催されたWBF。(※地図はクリックで拡大します。)

スポーツはもちろん、Jay-Zによるライブパフォーマンス、エアフォース1にまつわるドキュメント映画の公開など、エンターテーメントやバスケットボールカルチャーともリンクさせた複合的なイベントで、まさに"お祭り"でした。

今回のイベントにナショナルチームとして参加したのが、アメリカ、プエルトリコ、ブラジル、フランス、中国の5ヶ国。

さらに〈ナイキ〉ではWBF実施のほか、バスケットボールを通じたより良いコミュニティ作りを目指して「United We Rise」をキャッチフレーズにしたキャンペーンを展開。これからの2年間、若者向けのプログラム支援や、ニューヨーク市内全域の25のコミュニティーセンターでのバスケットボールコートの新設や改修に取り組むそうです。

スポーツだけではなく、アートや映画などカルチャーとの融合も見所になっている今回のWBF。バワリーストリートにある「ナイキスタジアム」では、イベント開催期間中「Make Something Experience」というワークショップの展示が行われました。

今回のワークショップには14歳から18歳位までの約250名の子どもが参加。デザイン、壁画、シルクスクリーン、フィルムなどのアートプログラムが組まれました。WBF期間中ということで、その内容もバスケットボールに関連するもの。子どもたちのセンスの光る作品の数々が展示されていました。

壁一面にダイナミックな壁画が描かれています。ポップな色づかいが目を引きますね。

グラフィックを制作するためのPCも常設。壁には子どもたちの描いたスニーカーの絵が貼られていました。

バスケットボールにまつわる映像も子どもたちの手によるもの。

どの作品も自由な発想で作られているユニークなものが多く見応えがありました。プロダクトデザインや広告ビジュアルなど、常に新しい驚きを与えてくれる〈ナイキ〉らしい、素敵なワークショップでした。