硝子戸の中
2012.02.13
ここしばらく、うーん去年くらいからかな。
仕事で新しく覚えなければいけないことが増えつつあり、ワタシの頭の容量がほぼ空き無し。と云う状況が続いている感じです。
なんでそんなこと覚えてるの?っていう、どうでも良いことを覚えていたりするのでそういうことを整理整頓してまとめてゴミ箱に入れちゃいたい。
そいで、確実にゴミ箱を空にしてしまいたい。そして少しでも空きを作りたい。
こうなってくると、もう仕事以外で頭を使うことを無意識に避けているのか読書や映画鑑賞、音楽鑑賞と無縁になりつつあります。
家ではもちろんのこと、通勤で電車に乗っても短時間でついてしまうので読書もしない。音楽も聴かない。
歩いて会社に行くこともあるのですが、ヘッドフォンで音楽を聴くのも、なんだかちょっと、今はいいや・・・って感じです。
ああ、でも漫画は読めちゃうのです。
なんなんでしょう。
定期的にこういうことが有るですが、今回はかなり長い間、いいや継続中です。
年末に時間があり本を読んだりしたけど、本当にむりくり。頭に入ってこない。読むという行為をしてみただけ。だから内容、もう忘れちゃった。
で、再び、ちょっと本でも読もう、と思い。夏目漱石の「硝子戸の中」を再読しようかと。(とくに今日はちょっと電車移動する予定があるので。)
これ、朝日新聞に連載されたエッセイ。
日常におこったことを書き綴ったものなのですが、以前に読んでからすでに何年経ったか。内容は全く覚えていません。
でも、ああ、夏目漱石が好きだ!と思ったことだけは覚えています。
読まない本は売ってしまったり、捨てたりしてきましたがずーーっと本棚に残してきた一冊。
今日ちょっと開いてみたら、でばなから、やっぱり好きだ!って感じでした。読めそうかも。
以前はどういう目線でこの本を読んでいたのか、全く覚えてないですが、今回はどういう風にこの本とおつきあいできるのか、ちょっと楽しみ。