鳥取のパン切りナイフ - A STYLIST JOURNAL（池田尚輝）

ずっと欲しかった鳥取のパン切りナイフが鎌倉の「もやい工藝」に再々入荷していたので漸く手に入れられた。

鳥取の鍛冶職人が一点一点仕上げるこのパン切りナイフは工芸品としての美しさはもちろん,
切れ味も抜群である。

その足で、神奈川県立美術館　鎌倉館にて柚木沙弥朗の染め物展（現在は展示終了）を鑑賞し、民藝漬けな一日を鎌倉で

過ごす。

そんな向きもあってか、読書も陶芸家　河井寛次郎の「火の誓い」。エッセイ集になっていて殆どが昭和初期に書かれた

ものだが、当時の人の働きぶり、家並みもわかるし。リーチや柳宗悦との交流なども描かれていて、興味深い内容。折し

も駒場の日本民藝館（深澤直人氏が新館長に就任）ではバーバード・リーチ展が開催中なのである。

民藝の世界、まだまだ興味が尽きません。