acadian - 衣.食.旅（小林二郎）

　旅をした時の一番の楽しみは食。アメリカの郷土料理の一つケイジャン料理はかなり特殊な食材、味付けで好き嫌いが分かれると思いますが、何事も経験です、知識欲と食欲でいろいろとトライし続けています。

ケイジャン(英語: Cajun)とは、「アカディア人」を意味する「アケイディアン」（acadian）の訛りで、北米にあるフランスのアカディア植民地に居住していたフランス語系の人々のうち現在の米国ルイジアナ州に移住した人々とその子孫。ケージャン。
（Wikiより）

スパイシーなケイジャン料理はルイジアナの湿地帯故伝染病が流行り易いのを防ぐ為に殺菌効果の高いスパイスを使う様になったそうです。
また淡水に生息する物を食材に多様するため、臭い消しの効果も担っています。

ケイジャン料理で万人が美味しいと言っていただけると思うCatfish（ナマズ）フライで食べている方が多いですがオススメは香辛料ハーブを効かせたソテーです。

トッピングにCrowfish Etouffee(ザリガニのシチュー）かけていただきます、このEtouffeeは本来は単品でカレーの様にご飯にかけて食べるらしいのですが、付け合わせ程度で充分です。

冬の間しか新鮮な物が食べられない、ケイジャンの主役Crawfish（ザリガニ）はボイルで頂きます、この量で2ポンド程ですが、食べる身はかなり小さいので、このくらいの量はあっと言う間です。

ただし他の食材よりクセは強いので好き嫌いがかなり分かれますね。

ゲテモノは、、、、って言う方はケイジャン料理で一番無難に食べられる揚げ物をオススメします。

基本前菜メニューです。
左からピクルスのフライ、ランチドレッシングと頂くのですが、酸味の効いたフライってビールのあてに良く合います。
中はGator（ワ二）のフリット、こちらは地鶏の様な歯ごたえに淡白なお味。
右はケイジャン料理の付け合わせで必ず出てくるHushpuppy、コーンミール、タマネギ等がベースの団子を揚げたもの。シンプルなだけに、揚げ油の善し悪しがもろに出ます。

他にもオクラや、グリーントマトのフライなんかもオススメです。

なかなか食す事のない各地の料理に出会えるのはハードな出張中の数少ない楽しみです。