National treasures - daybook（水澗 航）

ご無沙汰しております。 久しぶりの更新です。。。

G.W.に少しお休みを頂いて歴史的建造物を見に行ってきました。

国宝「平等院」

現在、国宝に指定されている建造物は216件（264棟）あるそうです。
平等院はその国宝の1つです。
[正確には鳳凰堂（中堂・両翼廊・尾廊）４棟]
美術工芸品を含めると更に多いです。

約1000年前に建てられた建造物や仏像が今に伝えられ、
残されている世界遺産の1つでもあります。

清水寺や金閣寺、醍醐寺や知恩院などに比べると
かなり規模が小さいのに驚きましたが、
隣接されている平等院ミュージアム鳳翔館。
ここが素晴らしく感動しました。

国宝の「鳳凰一対」や「梵鐘」などを見ることができ
歴史の凄さを感じられるものばかりで勉強になり十分に楽しめます。

中でも「梵鐘」は非常に美しい鐘でした。
そんなに多くの鐘を見た覚えはないですが、当時の美意識を感じられる鐘でした。

さすが平安時代を代表する梵鐘の1つで、
古くから「姿の平等院鐘」、「声の園城寺鐘」、「勢の東大寺鐘」の
「天下の三名鐘」の1つとしても有名なだけはあってすごいです。

ところで平等院といえば10円玉で有名ですよね！

これ以外にも「鳳凰一対」。
１万円の裏面に描かれている鳳凰が平等院鳳凰堂についている鳳凰です。

鳳凰とは中国の想像上の動物で「麒麟（キリン）」・「亀」・「竜」とともに四霊と呼ばれ、
聖天子の治政の兆として現れるとされているそうです。
雄を「鳳」、雌を「凰」と称したともいわれていますが、
平等院の鳳凰は雄雌の別はないそうです。

1万円札と10円玉の2つの紙幣に平等院が使用されているので、
最も目にする国宝の１つですね！!