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原田直俊
STANDARD CALIFORNIA shop manager&press
心地が良すぎたマリブとエンシニータスにやられ、さらに魅了されてしまったカリフォルニア。その後、同じ空気感を提案するスタンダード カリフォルニアに入社。現在はショップマネージャー兼プレスを担当。
www.standardcalifornia.com
#004 my favorite 井上秀明編
2012.01.20
今回は中目黒にあるOLD BMXを扱う名店「SCREAMIN' WHEELS」オーナー井上秀明編。
自分も含めてですが、好きな方にはヨダレもんのmy favoriteを紹介していただきました。
もともとダート系と呼ばれるモトクロスのビンテージバイクや車に目がない井上氏、モトクロスの子供版として登場したBMXに興味を持ったのもその延長で自然なことだったという。
そんな井上氏のお気に入りはこちら。
"1979 Webco-Professional"
一目見た時から他とは違う魅力を感じ、掘り下げていくほどに虜になったという。バイクのパーツメーカーであった「Webco」 1970年製作映画「お前と俺」で主演のロバート・レッドフォードがWebcoのTシャツを着用していたのも印象深く残っていたよう。
"Professional"はレース用として作られたグレードの高いモデル。当時のパーツそのままの状態で見つかった希少価値の高い一台。
「これはアメリカから北欧に渡り、そこからうちに来たもの。パーツを分解したときに明らかにアメリカとは違う砂がついていたので、これは北欧の砂かななんて、そういったストーリーを推測するのも楽しい」という。
"1974 KAWASAKI BX-200"
「幻」という程、スペシャルな一台。70年代 まだバイクに乗れない子供達へのアプローチとしてバイク屋などで販売していたこのモデルはフロント、リアともにショックが入っているのが面白い。
対抗馬として"YAMAHA MOTO-BIKE"など他社ブランドからも発売されていたがフレームが全てアルミというのは"KAWASAKI"ならではのディテール。
ここまで良い状態ではまず出てこない一台。
そして最後は現在一番乗っているという愛車 "1979 Webco-Expert"
これも上記Professional同様、当時に組まれたままの完成車で見つかった希少性の高い代物。
単純にカッコいいというところからモトクロスとBMXの関係性や繋がりを知り、様々なバイクメーカーが出しているパーツなどの情報を知ることで、プロダクトへのこだわりが強くなり、バイク、BMXの両方を持つ事に喜びを覚えたという。
「一度手放したんだけど、また自分のところに戻ってきたので運命的な一台かも。 パーツをちょっといじって遊んでいます。」と嬉しそうに語る井上氏。
店内はとにかくカラフル。心躍ります。BMXはもちろん様々なパーツその他OLD SKATEデッキや雑貨などなど もうそこはアメリカ。
井上さんの人柄もつい長居してしまう理由の一つですが、アメリカンカルチャー好きなら必ず満足できる空間です。
この日も笑いすぎてアゴはずれそうでした。楽しいお話ありがとうございます。
僕もうちのBOSSも一台組んでもらいましたが、、やばい。もう一台ほしい。。井上さんずるいす。